文化庁「各地方言収集緊急調査」方言談話整備 共同プロジェクト 説明会&講習会

開催日時 2022年7月16日(土)13:00~16:00
Poster
共催
国立国語研究所 共同研究プロジェクト 「消滅危機言語の保存研究」
科研費基盤研究 (A) 「日本語諸方言コーパスによる方言音調の比較類型論的研究」
科研費基盤研究 (A) 「『全国方言文法辞典』データベースの拡充による日本語時空間変異対照研究の多角的展開」

参加申し込み
申込フォームからお申し込みください。
※いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。

事前準備
第2部 「データ整備・データ利用講習会」では、音声分析ソフト Praat を使用します。
講習会で使用するパソコンに、下記のサイトから Praat をダウンロードしておいてください。
Praat: doing phonetics by computer

録画
質疑応答の時間を除き、説明会&講習会は録画をおこないます。
参加申し込みをしてくださった方全員に、後日、説明会&講習会の動画の URL をお知らせします。
当日参加が難しい方も登録フォームの URL からお申し込みください。
なお、説明会&講習会の動画は、8月末日まで視聴可能にする予定です。

趣旨  日本のふるさとことば集成』、日本語諸方言コーパス (COJADS) の元データである、文化庁「各地方言収集緊急調査」方言談話データの整備作業を共同で行っていくプロジェクトを立ち上げました。下記のとおり、説明会&講習会を開催いたしますので、ふるってご参加ください。(参加費無料)

問い合わせ先 fumiko[at]ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)

 プログラム 

第1部
「データの全貌 ―総時間数およそ2,500時間 (うち公開データ80時間) の方言談話データのゆくえ―」 井上 文子
「データ整備の流れ ―COJADS 公開データができるまで―」 木部 暢子、COJADS 班
「データ共有のしくみ ―100年後の方言研究のために―」 山田 真寛、日高 水穂
第2部
「データ整備・データ利用講習会」

令和4年度 第1回「危機言語の保存と日琉諸語のプロソディー」合同研究発表会

開催日時 2022年5月28日(土) 10:00~16:00
Poster
Web開催 Zoom参加(質疑参加希望者)もしくはYouTube Live配信(視聴のみ)
※Zoom参加をご希望の方は,(事前登録フォーム)からお申し込み下さい。Zoom会議のURLと会議ID,パスワードを後日お送りいたします。
※研究会の様子は同時にYouTube Live(https://youtu.be/e47PYSDanNM)でも配信いたします。こちらはどなたでも視聴できます(視聴のみで質問は受け付けません)。
趣旨  2022〜2028年度に行う日琉語諸方言の保存研究と,日琉語諸方言のイントネーション研究プロジェクトの共同研究員による研究発表会です。第1回目の今回は両プロジェクトの紹介も兼ねて,いくつかのサブプロジェクトの中心となる共同研究員が研究発表を行います。
*科研費基盤研究 (B)「南琉球宮古諸方言のアクセントに関する調査研究」(代表:新田哲夫(金沢大学),課題番号:20H01259)との共同開催です。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・(Zoom 参加に限り)事前申込必要

 プログラム 

10:00~10:10 プロジェクト「日琉諸語のプロソディー」について 五十嵐 陽介(国立国語研究所)
10:10~10:50 (質疑応答を含む) 「宮古諸島における「韻律領域の拡張」と多良間島のプロソディー」 発表資料 松森 晶子(日本女子大学)
 五十嵐ほか(2012)における池間島の3型アクセント体系の発見を皮切りにして,(宮古島の与那覇よなは,狩俣,上地や多良間(たらま)島などの)宮古諸島の諸方言には,琉球祖語の3つの型の区別に対応する3種類の型が,明瞭に区別される韻律体系が存在することが明らかになってきている。そして現在,それら3型体系の仕組みの多様性がどのようにして生じてきたかについての考察も,活発に成され始めている。
 本発表では,これら先行研究における記述結果や多良間島の調査データを使用しながら,まず,宮古諸島のプロソディー体系の基本音調をL*Hと設定する提案を行う。またこの宮古地域には「韻律領域の拡張」(窪薗 2021:256)が広範囲にわたって生じた(ている)可能性があること,そして多良間島においては,その基本音調L*Hの最後のH音調は原則的に韻律句のレベルではじめて出現することを論じる。さらに本発表では,これまで「無核型」と記述されてきた多良間島のA型は,実は(最大)3つ目の韻律語(あるいは韻律句)に核を持つ「有核型」である可能性があり,その特徴も原則的に韻律句レベルにおいてはじめて実現するものであることも,あわせて論じる。
 最後に,今後の宮古諸島のプロソディー研究において,我々が特に焦点を置いて調査・記述すべき課題について論じる。
10:50~11:30 「八重山語小浜方言の中舌母音の摩擦音化について」 発表資料 クリストファー・デイビス(琉球大学)
 八重山語における中舌母音が音声上で摩擦音 [s] または [z] のような音を伴って発音されることがよく観察される現象である。小浜方言では,母音と子音の無声化のため,音声上では中舌母音そのものの存在が確かめにくいが,それに伴う摩擦音 [s] が観察されることが多い。そこで可能性として,(1)その摩擦音[s]が無声化した中舌母音に伴うものとして分析するか,(2)中舌母音そのものが通時的に摩擦音と変化してきて,共時的にその[s]が独立した子音であると分析するか,といった二つの分析が可能である。後者の分析を裏付ける証拠となるデータを提供し論じる。
11:30~11:40 休憩
11:40~11:50 プロジェクト「危機言語の保存」について 山田 真寛(国立国語研究所)
11:50~12:10 報告「新しい危機言語DBについて」 セリック・ケナン(国立国語研究所)
 このプレゼンテーションでは前年度にリニューアルした危機言語データベースを紹介する。新しいDBでは,刷新された語彙システムにより,日琉諸語に特化した複雑な語彙編集と公開が可能となった。このデモンストレーションとともに,今期のプロジェクトの語彙編集の可能性について述べる。
12:10~12:50 「Omeka Sを用いた日本の危機方言のためのデジタルアーカイブの構築:デジタルヒューマニティーズにおける世界標準(TEI・IIIF・ダブリンコア)の適用」 発表資料URL 宮川 創(国立国語研究所)
 本発表では,現在デジタルヒューマニティーズにおいて世界標準となっている形式や枠組みを効果的に用いた,日本の危機方言のためのデジタルアーカイブの構築について論じる。まず,文字資料のテキスト構造化の世界標準となっているTEI,画像資料の相互利用枠組みの世界標準となっているIIIF,および,メタデータの標準であるダブリンコアの歴史と現在の動向について説明する。この際,『日本言語地図』等,方言関連地図をどのようにIIIFを用いて表示させるかや,方言のグロス付き資料や辞書をどのようにTEIでマークアップするかを論じる。その後,米国ジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター(CHNM)が提供しているCMS(コンテンツ管理システム)であるOmeka Sを使用した,現在構築中の,日本の危機方言関連資料のデジタルアーカイブについて議論する。このOmeka Sを用いると,TEI,IIIF,ダブリンコアなどの世界標準を用いたデジタルアーカイブを,複数人で共同で効率的に開発することができる。
12:50~13:50 昼休み
13:50~14:30 「琉球諸語における除括性(clusivity)の類型的特徴と通時変化」 発表資料 下地 理則(九州大学)
 本発表では,琉球諸語の記述研究で長く注目されてきた類型特徴である除括性(「私たち」における除外・包括の区別)に関して,その膨大な研究史を概観するとともに,現時点で確認されている共時バリエーション,通言語的にみた場合の類型論的特徴,通時変化のシナリオについて議論する。特に,除外・包括の区別が消滅する過程にあるいくつかの方言に着目しながら,除外形が包括形を追い出す形でその区別が消滅するパターンが琉球諸語には顕著であることを示す。これは,除括性の類型論で提案されている一般化「除外・包括の区別の消滅に際しては,ほとんどの場合,包括形が拡張されて除外形が消滅する」(Filimonova 2005のGeneralization 13)に対する反例であり,琉球諸語の除括性の研究が類型論に対してもたらす貢献が大きいことを確認する。
14:30~15:10 「命令表現における文末音調の記述 ―愛媛県松山市方言を事例に―」 発表資料 久保 博雅(広島経済大学)
 本発表では,愛媛県松山市方言における命令表現(命令形命令,連用形命令,テ形命令など)について,各形式が伴う文末音調に焦点を当て,その記述と,音調が命令表現の発話機能にもたらすはたらきについての分析を述べる。なお,本発表における「文末音調」には,上昇・下降のほか,終助詞が後接する際のピッチも含める。
15:10~15:50 「新しい話者のための言語継承アプローチ:第二言語習得理論から琉球諸語の継承を考える」 発表資料 ズラズリ 美穂(ロンドン大学東洋アフリカ研究学院博士課程),半嶺 まどか(名桜大学)
 琉球諸語は伝統的に琉球諸島で話されている日本語の姉妹言語であるが,過去半世紀の間に琉球諸語の世代間継承が急速に衰退したことに伴い,世代間の記憶の断絶に伴うアイデンティティの混乱もしくは存在不安が若い世代に影を落としている。また,琉球諸語の再活性化に取り組む研究者や活動家が増えているにもかかわらず,琉球諸語を継承言語として学ぶ新しい話者が必要としている支援体制はまだ万全とはいえない。本発表では,現在,我々が様々な分野の研究者や活動家,話者,学習者を対象に実施しているインタビュー調査の中間所見に基づいて,今後,新しい話者を支援するための学際的連携を実現するうえで考慮すべき課題と,学習者の言語習得過程とアイデンティティ,感情,言語態度の変化について考察する。

令和3年度 第2回「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」オンライン研究発表会

開催日時 2021年12月12日 (日) 10:30~16:20
Poster
Web開催 Zoom参加(質疑参加希望者)もしくはYouTube Live配信(視聴のみ)
※Zoom参加をご希望の方は,(事前登録フォーム)からお申し込み下さい。Zoom会議のURLと会議ID,パスワードを後日お送りいたします。
※研究会の様子は同時にYouTube Live(https://youtu.be/mXNEtxLRVlA)でも配信いたします。こちらはどなたでも視聴できます(視聴のみで質問は受け付けません)。
趣旨  本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催してきましたが,このコロナ禍をうけ,今年度も当初予定していたテーマでの調査が困難な状況となりました。そこで,今回の研究発表会は,本プロジェクトの最終年度のまとめとして,これまでの調査から特に注目されるテーマについて共同研究員が自由に発表する会とすることにしました。研究会の最後には,6年間の締めくくりとして,改めて日本の消滅危機言語・方言の記録と継承の重要性を確認し,次の活動へつなげていく提案を行いたいと思います。なお,研究発表と質疑・応答はすべてオンラインで行います。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・(Zoom 参加に限り)事前申込必要

 プログラム 

10:30~10:35 挨拶
10:35~11:15 (質疑応答を含む) 「長崎県藪路木島方言における助詞「ぞ」についての初期報告」 発表資料 原田 走一郎(長崎大学)
 長崎県藪路木島方言には,以下に示すような助詞「ぞ」がある。
 (1)おれあそこでぞ滑っち,こげんなケガばした「俺はあそこで滑って,こんなケガをした」
 (2)分かっちょっちぞ,おそゆる「分かっていたなら,教えているさ」
本発表では,この助詞「ぞ」がどのような環境に生起しうるかを整理する。
11:15~11:55 「琉球諸語の焦点助詞の機能」 発表資料 狩俣繁久(琉球大学)
 琉球諸語には係助詞があり,文末述語との間にある支配・被支配の関係(係り結び)が活きているという見解があったが,狩俣(2011)は,琉球諸語の沖縄語今帰仁謝名方言のdu,ga,kuse:,沖縄語那覇方言のdu,ga,宮古語下里方言のdu,ga,nu,八重山語石垣方言のduを検討し,琉球諸語には係り結びが無いこと,係助詞の機能が焦点化なら,これを焦点助詞と呼ぶべきことを論じた。文の最も重要なモダリティを表す述語の形式を焦点助詞は支配せず,逆に複数の焦点助詞があるとき,どれが現れるかはモーダルな文のタイプが決めていることを述べた。狩俣(2019)は焦点助詞duをとりたて表現の中に位置づけ,特立を表すことを述べた。狩俣(2020)は,duが文中の何・どこに焦点を当てるかをモーダルな文のタイプごとに述べた。本発表では焦点助詞をとりたて表現の一つの形式と見たとき,どんな機能を果たすのか,どういう状況で現れるかを沖縄語伊江島方言,名護市久志方言,宮古語西里方言等の調査資料に基づいて論ずる。
11:55~13:30 昼休み
13:30~14:10 「琉球諸語の使役文」 発表資料 當山 奈那(琉球大学)
 琉球諸語の使役文は,形態論的な特徴として,ス形式とシム形式を持つ方言,ス形式のみを持つ方言,シム形式のみをもつ方言がある。また,構文論的な特徴として,間接使役文(二重使役文)を持つ方言と持たない方言とがある。間接使役文を持つ方言では,その作り方にス形式によって間接使役文を作るか,シム形式によって間接使役文を作るかという違いがみられる。本報告では,上記について,琉球諸語のいくつかの方言を取り上げて示し,間接使役文とス形式,シム形式の関係についても考察する。
14:10~14:50 「宮古語大神方言 動作や変化の局面に関わる諸形式」 発表資料 金田 章宏(千葉大学)
 宮古語大神方言には,動作や変化の開始の局面,持続の局面,終了の局面などにいくつもの文法形式や補助的な単語が用意されている。この発表ではそれらの整理をおこない,局面にかかわる表現形式の全体を確認する。おもなものは,kumata,kata,kami,ku:kam,m:ti:uL,などである。
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 「『どぅなんむぬい辞典』に見られる現在の与那国方言の諸特徴」発表資料 中澤 光平(東京大学)
  本発表では,『どぅなんむぬい辞典』の例文をもとに,現在の与那国方言の特徴についてまとめる。具体的には,次のような点について述べる。
・「どぅ」の非焦点マーカー化
・「てぃ」の非継起接辞化
・係り結びと無関係な連体形の終止用法
また,これらの特徴の一部は,少なくとも最近生じたものではない可能性があることを,COJADSのデータをもとに示す。
15:40~16:20 「琉球諸語における除括性(clusivity)―調査票の提案と今後の展望」 発表資料 下地 理則(九州大学)
 本発表では,琉球諸語における除括性(clusivity),すなわち1人称非単数代名詞における除外と包括の対立に焦点を当て,除括性に関する類型的一般特徴に照らしながら,琉球諸語のデータが提示する問題点を議論するとともに,関連すると考えられる諸要因を変数とした調査票を提案する。言語類型論において,除括性に関して3つの主要なパターンが確認される一方(Type 1-3),Type 4は存在が報告されていない(Cysouw 2005, Bickel and Nichols 2005)。

Type 1: 除外・包括の区別なし
Type 2: 除外と包括にそれぞれ特化した形式が存在する
Type 3: 包括に特化した形式だけが存在する
*Type 4: 除外に特化した形式だけが存在する

琉球諸語20言語のデータをもとにすると,Type 1-3のいずれも存在することが確認された。本発表ではさらに,上記タイプのいずれにも分類できない新たな方言の存在を報告する。沖縄語北部方言(今帰仁村,瀬底島の諸方言など)の1人称複数「私たち」にはワッター系とアガ系の2系列あることが知られており,ワッター系は聞き⼿を含まない除外形,アガ系は聞き⼿を含む包括形であるというのが定説である(内間1979ほか多数)。ところが,現在発表者が進めている調査により,今帰仁村謝名方言はこの定説によっては説明できない体系を持ち,かつこれまで類型論で知られている除外・包括のいかなる体系とも異なることが明らかとなった。本発表では,現時点で得られている限られた調査データをもとに,この方言の体系の類型的位置付けも議論してみたい。
16:20~16:50 総括のことば 木部 暢子(国立国語研究所)

令和3年度 第1回「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」オンライン研究発表会「格と形容詞」

開催日時 2021年6月13日 (日) 10:30~16:20
Poster
Web開催 Zoom参加(質疑参加希望者)もしくはYouTube Live配信(視聴のみ)
※Zoom参加をご希望の方は,(事前登録フォーム)からお申し込み下さい。Zoom会議のURLと会議ID,パスワードを後日お送りいたします。
※研究会の様子は同時にYouTube Live(https://youtu.be/w8yr3qZO0fU)でも配信いたします。こちらはどなたでも視聴できます(視聴のみで質問は受け付けません)。
趣旨  本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催していますが,このコロナ禍をうけ,今年度も当初予定していたテーマでの調査が困難な状況となりました。そこで,各発表者が希望する発表をまとめて,「格と形容詞」に注目した研究発表を行うことにしました。研究発表と質疑・応答はすべてオンラインで行います。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・(Zoom 参加に限り)事前申込必要

 プログラム 

10:30~10:35 挨拶
10:35~11:15 (質疑応答を含む) 「福岡県柳川市方言における Property Concept を表す語の品詞論:動詞との形態統語的な相違点に着目して」 発表資料 松岡 葵(九州大学大学院博士後期課程)
 本発表は,福岡県柳川市方言における Property Concept を表す語(例:hayaka「早い」,hayakatta「早かった」)の品詞的ステータスについて,形態論・統語面の両側面から考察する。Property Concept(Thompson 1988)を表す語(以下,PC語)とは, 物事の性質を表す語であり,その品詞的ステータス(動詞の下位類か,名詞の下位類か,別個の品詞か)は言語を記述する上で重要なトピックとなる。
  一部の九州方言は,一般にカ語尾と呼ばれるふるまいを示し,PC語は多くの活用形で hayaka 「早い」のように ka という要素を含む。ka は,通時的には接辞 -ku と動詞 ari「ある」に由来し,九州方言の研究では ka 及び ka を含む要素を屈折形容詞のとる屈折接辞とする分析と, ka を動詞派生接辞とする分析の両方がなされている。本発表では,形態論・統語論の両側面において柳川方言におけるPC語が動詞とは異なるふるまいを示すことを示し,屈折形容詞という個別の品詞を認めるほうが記述上のメリットが大きいと主張する。
11:15~11:55 「宮古語大神方言 形容詞重複形の機能を中心に」 発表資料 関連資料 金田章宏(千葉大学)
 宮古語大神方言の形容詞の重複形をふくむ形式が文の成分としてどのようなふるまいをするのかを整理する。
 重複形は語形としては基本的にこれ以上変化することはなく(連体格が~nuになるのみ),ひとつの語形がさまざまな機能で使用される。その点で,日本語の形容詞が機能によって「しずかだ=終止形」「しずかな=連体形」「しずかに=中止形」と変化するのとは異なる。
 重複形はそのままで,またはコピュラや補助動詞uɿ/aɿとともに,述語に使用される。また,いくつかの組み合わせパタンのなかで,連体格~nuの形で規定語=連体修飾語に使用される。さらに,文中で中止的に使用され, 二股述語文の先行述語や述語動詞を飾る修飾語(どんなふうに)などに使用される。
 このように形容詞の重複形およびこれをもとにした形式は,単純語幹の形容詞のパラダイムほど豊かではないにしても,文中での基本的な機能を果たすといえる。
(機能:文における切れ続き=終止・連体・連用)
11:55~13:30 昼休み
13:30~14:10 「福岡今津方言の格助詞ととりたて性」 発表資料 荻野千砂子(福岡教育大学)・三苫麻里(福岡中央美術)
 本発表では,2018年に録音した今津地域の談話を元に,格助詞の形式と用法について述べる。また,併せてとりたて性をもつ助詞についても概要を整理する。
 主格は =ノが主に用いられるが,=ガも用いられ,一人称代名詞で主格を表す「わ=ガ」は一語化している。「あたき(一人称代名詞)=ガ」の音声形はatak=kaともなる(博多方言ではatag=ga)。属格は=ノを用いるが,「わ=ガ」は属格の用法も持つ。また,対格,場所格,方向格,引用格に=φ(無助詞)が見られるため,=φとなる文タイプを整理する。その際,助詞が表示されると有標となり,とりたて性が生じる可能性を触れる。
14:10~14:50 「熊本県八代市方言の格:初期報告」発表資料 山田高明(一橋大学大学院博士課程/国立国語研究所)
 本発表では、エリシテーション調査および談話資料から得られたデータに基づき、熊本県八代市方言の格標識について報告する。
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 「徳之島伊仙方言の与格」発表資料 加藤幹治(日本学術振興会特別研究員/東京外国語大学)
 伊仙方言の与格の用法を整理すると共に,これまで提唱されてきた与格のSemantic map(cf. Haspelmath 2013)を改訂する。
15:40~16:20 ディスカッション

令和2年度 第2回研究発表会「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」オンライン研究発表会

開催日時 2021年3月14日 (日) 10:30~16:00
Poster
開催場所 WEB開催(Zoom 参加及び YouTube Live 配信)
※Zoom参加をご希望の方は,事前登録フォームからお申し込み下さい。Zoom会議の URL と会議ID,パスワードを後日お送りいたします。
※研究会の様子は同時に YouTube Live(https://youtu.be/4DQYsc3bHQA)でも配信いたします。こちらはどなたでも視聴できます(視聴のみで質問は受け付けません)。
趣旨   本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催していますが,このコロナ禍をうけ,今年度は当初予定していたテーマでの調査が困難な状況となりました。そこで,今年度第2回研究発表会は特にテーマを設けず,各発表者がこれまでの調査の中から自由なテーマで研究発表を行うことにしました。研究発表と質疑・応答はすべてオンラインで行います。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・(Zoom 参加に限り)事前申込必要

 プログラム 

10:30~10:40 挨拶
10:40~11:20 (質疑応答を含む) 「北琉球沖永良部国頭方言の焦点標識」 発表資料 横山 晶子(日本学術振興会特別研究員/東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
 本発表は,北琉球沖永良部国頭方言において,焦点助詞(=ga, =du)と,焦点呼応形式(-ru)が現れる環境を分析する。
 まず,自然談話資料において,焦点助詞と結び形-ruの共起関係を調べ,両者の間に一方が他方の出現を統制するような呼応関係がないことを述べる。
 次いで,自然談話資料で各形式が現れた文節を調べ,各形式が現れやすい文のタイプ,節のタイプ,焦点タイプを整理する。
 最後に,自然談話資料で観察された傾向を,エリシテーションによって確認した結果を報告する。
11:20~12:00 「北琉球硫黄鳥島方言の埋め込み疑問文」 発表資料 ハイス・ファン=デル=ルべ(日本学術振興会外国人特別研究員/沖縄国際大学)
 本発表では、沖縄県久米島町字鳥島で話されている方言を対象とし、発表者が現地調査で得たデータをもとに埋め込み疑問文ついて記述する。 北琉球諸語において、埋め込み疑問文の焦点助詞gaに、いわゆる‘係り結び構造’が用いられることが指摘されてきた。 鳥島方言における埋め込み疑問文においても焦点助詞gaによる構造が現れるが、それと異なる構造も見られる。
12:00~13:30 昼休み
13:30~14:10 「久米島具志川方言の格ととりたて〈素描〉」 発表資料 仲原 穣(琉球大学)
 北琉球諸語の一つである沖縄語久米島・具志川方言について報告する。 まず,当該方言について概況と特徴について述べる。次に久米島・具志川方言の格ととりたてについて,現時点までの調査で得た資料から得られたデータを元にし,機能や用法について例文を示して記述する。
14:10~14:50 「多良間方言の韻律構造:韻律語の再定義の試み」発表資料 セリック・ケナン(国立国語研究所)
 本発表では,多良間方言の韻律構造における「韻律語」という韻律的単位の再定義を試みる。 韻律語は多良間方言のアクセント体系を正しく記述するために導入された韻律的範疇である。 従来の研究では,「2拍以上の語根/接語によって形成される」のように,語根(または,接辞や1拍接語が付いた語根)の「上」の単位として定義されてきた。 しかし,この定義に反する例が数多く見られており,採用されてきた定義が実際に妥当かどうかについては議論の余地が残る。 本発表では,新しい調査データを加えながら,韻律語を語根の「下」の単位として位置付ける新しい分析を提案する。 さらに,韻律語の形成がポストレキシカル的な規則によって決まるのではなく,語彙的に指定されていることを示すデータを提示する。
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 ディスカッション

令和2年度 第1回研究発表会「格・情報構造(本土諸方言)」(オンライン開催)

開催日時 2020年6月14日 (日) 10:30~15:00
Poster
開催場所 WEB開催(Zoom 参加及び YouTube Live 配信)
※Zoom 参加をご希望の方は,大島一 h-oshima[at]ninjal.ac.jp にメールでお名前と(あれば))ご所属をお送りください。Web会議の url と会議ID,パスワードを当日お送りいたします。
※研究会の様子は同時に YouTube Live(https://youtu.be/HdhZ2pqN514)でも配信いたします。こちらはどなたでも視聴できます(視聴のみで質問は受け付けません)。
趣旨  本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催している。今年度第1回研究発表会では昨年度3月に開催予定だった本土諸方言における格と情報構造の各発表者による記述調査研究をオンライン研究会にて議論する。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・(Zoom 参加に限り)事前申込必要

 プログラム 

10:30~10:40 挨拶
10:40~11:10 (質疑応答を含む) 「八丈語の格・情報構造:形容詞構文における与格交替」 発表資料 補足資料 三樹 陽介(駒澤大学)
  八丈語の格と情報構造について概観し,特に,形容詞二項述語文における与格交替(形容詞に先行するガ格(主格)がニ格(与格)と交替し,形容詞項にニ格を伴う)の成立条件や階層性について報告する。
下地理則ほか(2018)では,宮崎県椎葉村尾前方言を例に,与格交替が他動形容詞文に現れ,意味役割・形容詞述語・心的影響に階層があることが指摘されている。八丈語末吉方言では他動形容詞文の心情形容詞と感情形容詞のうち,ネガティヴな意味を持つ形容詞文においてのみ与格交替が成立し,暫定二重主語文や,ポジティヴな意味を持つ他動形容詞では成立しない。以上は下地理則ほか(2018)で示された階層に違反しない。  
末吉方言の場合,必ず第二項から第一項への刺激があることが成立の条件であり,その刺激を発話者が認識していることが与格交替成立に大きく影響を与えている。そのため,暫定二重主語文では与格交替が成立せず,また,他動形容詞であってもポジティヴなものは刺激の認識が弱いため成立しにくいものと考える。以上を臨地調査で得たデータを基に考察する。
11:10~11:40 「千葉県南房総市三芳方言の格」 発表資料 佐々木 冠(立命館大学)
 千葉県南房総市の方言の格形態法は文法関係の意味役割のコード化と名詞句階層の反映の2点で特徴的である。この方言では標準語ではともに「に」で表される複他動詞文の受け手と心理述語文の経験者が形式上区別される。受け手をマークする与格格助詞(=geaa)は,ホストの名詞が名詞句階層上の有生の極から離れると位格(=ni)や方位格(=sa)に置き換えられる傾向がある。名詞句階層は格形態素の独立性を左右する要因でもある。所有格およびそれと語源的に関連する格形態素は代名詞と組み合わされる際,独立性のない拘束形式に後接する接尾辞となり,名詞と組み合わされる際には独立性の高い助詞となる。本発表では調査で得たデータをもとにこれらの現象について解説する。
11:40~12:10 「山梨県奈良田方言の格・情報構造:属格ノ・ガの用法を中心に」 発表資料 小西いずみ(東京大学),三樹陽介(駒澤大学),吉田雅子(実践女子大学)
 奈良田方言の格と情報構造について概観し,特に属格について詳しく報告する。奈良田方言には属格としてノとガがあるが,ガはN1(修飾名詞)が人称代名詞と親族名詞の場合に限られる。しかも,2人称代名詞のうちワレは可だがオイシは不可,親族名詞のうち兄・姉は可だが父・母は不可など,同じ階層内でも差がある。また,N1とN2(被修飾名詞句)の意味関係も,N1が1人称代名詞オレの場合はほぼ制限がないが,兄・姉では所有関係以外では許容されにくい。発表では,他方言とも対照しながらこうしたガの分布について考察する。
12:10~13:30 昼休み
13:30~14:00 「福井県嶺北方言における目的語標示」 発表資料 松倉 昂平(日本学術振興会特別研究員/金沢大学)
 福井県嶺北地方(福井県北東部)において他動詞の目的語は=Ø(無助詞)または=オで表される。本発表では,両形式の使い分けにどのような要因が関与するかを明らかにすべく,名詞句の人称,焦点の有無,述語からの距離などの観点からデータの分析を行う。  
分析対象とするデータは,発表者が福井県坂井市と今立郡池田町で収集した談話音声等のデータと,文化庁による各地方言収集緊急調査の録音資料(1983年に現あわら市で収録)である。
14:00~14:30 「出雲方言の格と情報構造」 発表資料 平子 達也(南山大学)
 島根県出雲地域で話される出雲方言の格について,臨地調査の結果に基づいて,これまでに明らかになったことを述べる。特に,格助詞=ga/=no及び=oを中心に扱う。まず=gaと=noについて,それらが主語を標示する場合と連体修飾関係を表す場合とに分け,両者の分布が,格助詞が後接する名詞句の有生性階層上の位置とその名詞句によって表されるものに対する話者の敬意の有無によって説明できることを述べる。=oについては,それが他動詞目的語を標示するのに現れる場合があることを示した上で,目的語が格助詞を伴わない場合との差異について,主語名詞句と目的語名詞句の関係や,情報構造の観点から整理した結果を述べる。一部,イントネーション(句音調)との関係についても触れる。
14:30~15:00 ディスカッション

手話言語に関する講演会

開催日時 2019年8月3日 (土) 10:00~12:00
Poster
開催場所 国立国語研究所 2F 多目的室 (東京都立川市緑町10-2)
開催趣旨 今年の夏に、認知言語学的な手話研究の第一人者であるシャーマン・ウィルコックス教授が再来日されます。手話言語に特徴的な空間を使用した参照の仕組み(指さし,動詞の一致など)について講演していただきます。
使用言語 英語(日本手話通訳あり)
問い合わせ先 yufuko.takashima [at] gmail.com ([at]を@に変えてください)
参加費無料・事前申込不要(どなたでも参加可能)

 プログラム 

10:00~12:00 「手話の談話における指示と空間使用」 シャーマン・ウィルコックス教授(ニューメキシコ大学)
Pointing and Placing in Signed Language Discourse Prof. Sherman Wilcox (University of New Mexico)
本講義では,手話言語にどのように言語理論を適用するかについて概観する。主に,手話の文法構造における意味的な空間使用を扱う。指さしは,単純な形態素,あるいは非言語要素(ジェスチャー)として分析されることが多かった。これに対し,本講義では指さしを記号論的に複雑な「構文」と見なすことを提案し,複数の手話言語で例示する。また,手話に特徴的な空間使用であるplacing構文(※空間を利用した一致現象)について提示し,その2種の構文について説明する。これらをまとめ,談話の中で指さしとplacing構文がどのように現れるのか,とくに,空間上の位置を利用して指示対象を同定することや,空間内での動詞の一致という手話特有の現象について,理論をどのように適用できるか,検討する。
In this lecture I will present an overview of the application of linguistic theory to the study of signed languages. The general topic is the semantic use of space in grammatical constructions. Often, pointing is analyzed in signed languages as simple morphemes or even as non-linguistic gesture. An approach to pointing as a symbolically complex construction will be presented and exemplified with data from signed languages. Another grammatical construction unique to signed languages, placing, will be described and discussed, and two types of placing constructions will be demonstrated. Finally, the application of pointing and placing to discourse will be examined with special attention to tracking referents and the use of these grammatical constructions in the unique, spatial form of verb agreement in signed languages.

2019年度 第1回研究発表会 「格・情報構造 (琉球諸語) 」

開催日時 2019年6月16日 (日) 9:30~16:00
Poster
開催場所 国立国語研究所 2F 講堂 (東京都立川市緑町10-2)
趣旨 本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催している。 今年度のテーマは「格・情報構造」である。今年度第1回研究発表会では琉球諸語における格と情報構造の各発表者による記述調査研究を議論する。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・事前申込不要(どなたでも参加可能)

 プログラム 

9:30~10:00 受付
10:00~10:40 「南琉球八重山語西表島船浮方言における焦点標識の使用」 発表資料 占部 由子 (九州大学大学院 博士課程)
本発表では,船浮方言の焦点標識の使用について,観察事実と分析を述べる。船浮方言は,焦点標識の出現に特に制限のない方言とされ,実際に面接調査で得られるデータでは頻繁に焦点標識が観察される。しかし,自然談話では焦点標識の出現頻度は低い。本発表では自然談話において,述部に焦点があたることがデフォルトであるという予測があり,この予測に従う場合には焦点標示が不要であると分析する。
10:40~11:20 「琉球八重山諸方言の主格標示と特定性」 発表資料 中川 奈津子 (国立国語研究所)
本発表では,聞き取り調査とコーパスのデータをもとに,八重山諸方言 (白保,真栄里,竹富) の自動詞主語の格標示の振る舞いを調べた結果を報告する。八重山諸方言では =ga と =nu の区別が失われたが,それでも九州の方言や他の琉球諸語のように特定性 (いわゆる有生性階層) にしたがって =nu と無標識の区別が行われていることを示す。また,八重山諸方言では =ga が失われて無標識になったために類型論的に珍しい格標示体系となっていることも議論する。
11:20~11:30 休憩
11:30~12:10 「沖縄県うるま市津堅方言の格」 発表資料 補足資料 又吉 里美 (岡山大学)
本発表では,沖縄県うるま市に位置する津堅島の方言の格について,調査結果の報告を以下の内容を中心におこなう。津堅方言の主格標示には ga と nu の二つが認められ,その出現のあり方について述べる。続いて,津堅方言の格タイプは,基本的には,他動詞主語と自動詞主語が同じ格 (=主格) で示され,他動詞目的語は無標となる「主格対格型 (有標主格) 」であることを確認する。特に,「主格対格型 (有標主格) 」として位置づけられることを,調査票による調査データ,談話資料のデータをもとに格標示のあり方とともに示す。また,有生性や語順などと格標示との関連についての分析考察を述べる。
12:10~13:20 昼休み
13:20~14:00 「北琉球沖縄語伊平屋方言の情報構造」 発表資料 サルバトーレ・カルリノ (国立国語研究所 / 一橋大学大学院 博士課程)
本発表ではエリシテーションによって得られたデータと談話データに基づき,北琉球沖縄語伊平屋方言の情報構造について報告する。
14:00~14:40 「与論方言の格=とりたてについて」 発表資料 補足資料 當山 奈那 (琉球大学)
本報告では,国頭語に属する与論方言の格=とりたて形式を含む文について,情報構造も含めた観点から分析・記述を行う。
14:40~14:50 休憩
14:50~15:30 「北琉球奄美大島方言の格標識について ―龍郷町浦方言を中心に―」 発表資料 重野 裕美 (広島経済大学)
本発表では龍郷町浦方言を中心に奄美大島方言の格標識を概観する。特に,主格 (ga/nu/Ø),対格 (ba/Ø) の分布について名詞の種類,述語の種類,情報構造の観点から検討する。
15:30~15:50 ディスカッション
15:50~16:00 事務連絡

2018年度 第2回研究発表会 「動詞・形容詞 (本土諸方言) 」

開催日時 2018年3月10日 (日) 10:00~16:00
Poster
開催場所 国立国語研究所 2F 講堂 (東京都立川市緑町10-2)
趣旨 本プロジェクトでは,日本の消滅危機言語・方言の文法記述のために毎年テーマを設けて研究発表会を開催している。今年度のテーマは「動詞・形容詞」である。今年度第2回研究発表会では,本土諸方言における動詞・形容詞の各発表者による記述調査研究を議論するとともに,日本手話の動詞・形容詞についても議論することで,従来の動詞・形容詞研究を超えた研究成果を獲得する。
問い合わせ先 h-oshima [at] ninjal.ac.jp ([at]を@に変えてください)
参加費無料・事前申込不要(どなたでも参加可能)

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