談話

ささら祭りについて

茨城県高萩市下君田

本談話について

茨城県高萩市の下君田にある神社で行われる奉納祭り「ささら」について当集落出身のAとBの男性(1947年生、1936年生)がお話をしている。本談話は2022年10月22日に下君田の緑の郷コミュニティセンターで佐藤久美子氏によって収録された。本談話の作成にあたって、科研費18K12395および19H00530の助成を受けています。

ンー アレ ハチカ゜ツノ イツカダヨネ。

「(F:んー) (F:あれ) 八月の 五日だよね。」
アー。

「ああ。」
マエ ソノコロ アンマリニモ ハヤイガラ。

「前 そのころ あんまりにも 早いから。」
ハヤイヨネ。

「早いよね。」
ワスレッチャウンダヨ。

「忘れてしまうのだよ。」
アー。

「ああ。」
デ ワスレチャッタ ウジアワセ。

「それで 忘れてしまった 打ち合わせ[を]。」
{笑}

「{笑}」
ンー。

「うん。」
オレケ゜デ セカ゜レカ゜。

「(1SG:俺)[の]家で 倅が。」
ンー ソウ ソウナンダヨ ンー。

「うん そう そうなのだよ うん。」
ンー キルッテ イウンダカラ。 ンジャガラ

「うん 来ると いうのだから。 だから」
アー オトーサン イク゜ ドギ ネーカ゜ラ。

「(F:あー) お父さん[が] いる とき[が] ないから。」
ンデ。

「それで。」
ンー ソンデ アノー アレダロ。

「うん それで (F:あの) あれだろ。」
ンー ナンダ。

「(F:んー) (F:なんだ)。」
ソゴノ X1サン。

「そこの (R:X1)さん。」
ンー。

「うん。」
ソゴノ X1サン シッカリ シテンダゲド

「そこの (R:X1)さん[は] しっかり しているのだけど」
ン。

「うん。」
X1サンモ ワスレダミデイダヨ。

「(R:X1)さんも 忘れたみたいだよ。」
アー。

「ああ。」
デ オレワ モウ マルッキリ ワスレデ。

「それで (1SG:おれ)は もう まるっきり 忘れて。」
ソノ ナンニジガ マエマデワ ワガッテタノ。

「その 何日か 前までは 分かっていたの。」
アー。

「ああ。」
ワガッテダンダゲド {笑} ワス ワスレッチャッタ。 {笑} ンー。

「分かっていたのだけど {笑} (D:ワス) 忘れてしまった。 {笑} (F:んー)。」
{笑}

「{笑}」
ンー。

「(F:んー)。」
ンー。

「(F:んー)。」
アノー

「(F:あの)」
ト オレワ ムガーシガラワ ワカンナインダゲド アノー

「すると (1SG:俺)は 昔からは 分からないのだけど (F:あの)」
ササラワ ズーット ヤッテタケドモ イチジ ヤンナガッタ ドギ アッタヨネ。

「ささら〔1〕は ずっと やっていたけども 一時 やらなかった とき[が] あったよね。」
〔1〕400年以上続く伝統行事。五穀豊穣を祈念して、毎年9月23日に大塚神社に舞が奉納される。
ヤメチャッタッテガ ヤスンダ ドギネ

「やめてしまったっていうか 休んだ ときね」


「(F:あ)」
ナンネンカ。

「何年か。」
シューセンーマエー。

「終戦前。」


「(D:セ)」
シューセンマエワ ヤッテタンデショ ズーット。

「終戦前は やっていたのでしょ ずっと。」
シューセンコ゜ スコシ

「終戦後 少し」
ヤスンダ ドギ アッタ。

「休んだ とき[が] あった。」
シューセンコ゜ワ ヤッタノガナー。

「終戦後は やったのかな。」
ン。

「うん。」
シューセンコ゜ワ

「終戦後は」
ハジマッタノガナー。

「始まったのかな。」
ササラ チ

「ささら (D:チ)」
ンー ササラワ ナンカ トジューガラ フッカツ シタヨーナ オレ イメージ アンダゲド。

「(F:んー) ささらは なんか 途中から 復活 したような (1SG:俺)[は] イメージ[が] あるのだけど。」
ウン。

「うん。」
トジューワ トジューダ。

「途中は 途中だ。」
ネ。

「ね。」
アー。

「ああ。」
トジューッテ ドゴ*マデ トジューダガ。 {笑}

「途中って どこ*まで 途中だか。 {笑}」
ンー オレモ ソレ ワガンネーンダ。 * ダガラ イズコ゜ロガラ コー

「(F:んー) (1SG:俺)も それ[が] 分からないのだ。 * だから いつ頃から こう」
ンー。

「(F:んー)。」
ンー ホントネー。

「(F:んー) 本当ね。」
フッカズ シタノガナードモッテ。

「復活 したのかなと思って。」
ヤッテダノワ ヤッテダ。 アノー

「やっていたのは やっていた。 (F:あの)」
オヤドーカ゜ ホラ

「お宿〔2〕が (F:ほら)」
〔2〕ささらのための練習場。用具を預かったり、飲み食いする場所でもあった。
ンー。

「(F:んー)。」
モジマワリデ ヤルヨーニ ナッタデショ。

「持ち回りで やるように なったでしょ。」
アノコロワ。

「あの頃は。」
アー。

「ああ。」
ンデ ヤド キメダーナンツッテ アノ サイコ゜ノ

「それで 宿[を] 決めたってなんていって あの 最後の」
ンー ウジアゲン ドギニネ。

「(F:んー) 打ち上げの ときにね。」
ミンナデ コー ソーダン シテ キョ

「みんなで こう 相談 して (D:キョ)」
ドゴドゴニ ナッタンダドーッナンツッテ ソゴ イッテ マダ コンドワ

「どこどこに なったのだぞなんて言って そこ[へ] 行って また 今度は」
ササラ ヤッタンダヨネ。

「ささら[を] やったのだよね。」
ソーナンダヨネ。

「そうなのだよね。」
ンー。

「(F:んー)。」
アー。

「(F:ああ)。」
ダガラ アレガラ ケッキョグワ アレ サイコ゜ワ ダレノ ウジデ オワッタンダガ。

「だから あれから 結局は あれ[は] 最後は 誰の うちで 終わったのだか。」
{息を吸う音} サイコ゜ワネー。

「{息を吸う音} 最後はねえ。」
ダレノ ウジデ オワッタッペー。

「誰の うちで 終わっただろう。」
アレワ コーミンカンン ナッタガンネ。

「あれは 公民館に なったからね。」
ソー ソー ソー ソー。

「そう そう そう そう。」
ダカラー

「だから」
コーミンカン コレモ デギル マエ ソゴニ アッタ コーミンカンーニ ナッタンダヨネ。

「公民館[が] これも できる 前 そこに あった 公民館に なったのだよね。」
アー。

「ああ。」
ウン。

「うん。」
レンシューオ ヤドデ ヤッタ ッツーノワ ドゴダロナー。

「練習を 宿で やった というのは どこだろうな。」
X2サンケ゜ダノ X3サンケ゜デモ ヤッタネ。

「(R:X2)さん[の]家だの (R:X3)さん[の]家でも やったね。」
X4 イッタンダッケガ

「(R:X4)[へ] 行ったのだろうか」
アレガラ。

「あれから。」
オレケ゜カ゜ ヤッタノカ゜

「(1SG:俺)[の]家が やったのが」
サイコ゜ガナー。

「最後かな。」
オレケ゜ノ セカ゜レモ ササラッコ ヤッタンダゲド

「(1SG:俺)[の]家の 倅も ささら(Z:DM)[を] やったのだけど」
アノコロワ マダ ヤッテダナー アノ ドッカ ミンカデ。

「あの頃は まだ やっていたな あの どこか 民家で。」
ダレノ ウジダッタガナー ヤドワ。

「誰の 家だったかな 宿は。」
X5サンケ゜デ ヤッテ ウジサ キタノガ。

「(R:X5)さん[の]家で やって うちへ 来たのか。」
ン。

「(F:ん)。」
ハー。

「(F:はあ)。」
アノ X6チャンケ゜デモ ヤッタノオ オボエデンダ オレ X6チャンケ゜ノ ヤズワ オボエデンナー。

「あの (R:X6)ちゃん[の]家でも やったのを 覚えているのだ (1SG:おれ)[は] (R:X6)ちゃん[の]家の やつは 覚えてるな。」
ア X6チャンケ゜デワ ヤッタネ。

「(F:あ) (R:X6)ちゃん[の]家では やったね。」
アレー アノー

「(F:あれ) (F:あの)」
X7aチャンカ゜ ツトメダシタ コロガナ。

「(R:X7a)ちゃんが 勤めだした ころかな。」
ウン。

「うん。」
カエッテ クット アノ セカ゜レカ゜ イヤー

「帰って 来ると (F:あの) 倅[が] (F:いや)」
{笑} カラオゲナンカ ヤッテダンダワトガッテ

「{笑} カラオケなんか やっていたんだとか言って」
ウン。

「うん。」
ウン ユー ハナシ ヨグ キーダモン。

「うん 言う 話[を] よく 聞いたもの。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「(F:んー)。」
ダ X7aチャンカ゜ シューショグ シタ コロダ アレ。

「だ (R:X7a)ちゃんが 就職 した ころだ (F:あれ)。」
X7aチャンケ゜デ ヤッテダノ X7bチャンケ゜デ。

「(R:X7a)ちゃん[の]家で やっていたの (R:X7b)ちゃん[の]家で。」
アー アー。

「ああ ああ。」
ウン。

「うん。」
ンー。

「(F:んー)。」
シューショグ シタ コロ ッツート {息を吸う音}

「就職 した ころ というと {息を吸う音}」
ンダナ。

「そうだな。」
{息を吸う音} X2サンケ゜ガ X3サンケ゜ ドッチカ゜ ハエンダ コレ ワガンネゲドモ

「{息を吸う音} (R:X2)さん[の]家か (R:X3)さん[の]家 どっちが 早いのか これ[は] 分からないけれども」
アノ ニケンワ ヤッタンダナ。 オボエデンモン。

「あの 二軒は やったのだな。 覚えているもの。」
X3サンケ゜カ゜ サギダナ。

「(R:X3)さん[の]家が 先だな。」
アー ソーゲ。

「ああ そうかい。」
ヤッタト シレバ X3サンケ゜カ゜ サギダ。

「やったと すれば (R:X3)さん[の]家が 先だ。」
ウン ウン。

「うん うん。」
アー。

「ああ。」
ンダゲド アレダネ。

「だけど あれだね。」
ヤッパリ コー ミデット アレダナ コロナデ ヤンナイ ヤンナグ ナッチャッタトモ イエネグ ナッチャ ナッテ キチャッタネ。

「やはり こう みていると あれだな コロナで やらない やらなく なってしまったとも 言えなく なって なって きてしまったね。」
ソーダネー。

「そうだね。」
ヤッパリ ンー アノ コロナモ ソリャ アルガモシンナイゲド

「やはり (F:んー) あの コロナも それは あるかもしれないけれど」
ンー。

「(F:んー)。」
ダガラ コロナ ミデット コロナカ゜ ンジャ シューソグ シタラ

「だから コロナ[を] みていると コロナが では 収束 したら」
ヤ ヤレルガ ッツート ナガナガ コレ デキネーネ

「(D:ヤ) やれるか というと なかなか これ[が] できないね」
ヤッパリ。

「やはり。」
デギネーネー。 アー。

「できないね。 ああ。」
ンー

「(F:んー)」
オレワ ンダガラ

「(1SG:俺)は だから」
ハー イマダニ モー ズイブン ワスレデル ヤズ アッカラネ。

「(F:はあ) いまだに もう ずいぶん 忘れている やつ[が] あるからね。」
ンー ダガラー コー ユー デントーテキニ ヤッテル ヤズナンカワ

「うん だから こう いう 伝統的に やっている やつなんかは」
ダンダン

「だんだん」
ネ。

「ね。」
アノー シモキミダバガリジャ ナクテー

「(F:あの) (O:下君田)ばかりでは なくて」
{笑}

「{笑}」
ンー。

「(F:んー)。」
ナンカ

「なんか」
サイク

「(D:サイク)」
ソノ サイコー スンノワ ムズカシーヨナ

「その 再興 するのは むずかしいような」
ンー ヤツガ イッパイ デデ グルト オモーヨ。

「(F:んー) やつが いっぱい でて くると 思うよ。」
ン。

「うん。」
ン。

「うん。」
アー ソーダネ。

「ああ そうだね。」
アノー。

「(F:あの)。」
クニノ デントーゲーノーミタイン ナッテテ

「国の 伝統芸能みたいに なっていて」
{笑} シテー サレデル ヤツナンカワネ

「{笑} 指定 されている やつなんかはね」
ンー。

「うん。」
ヤッパリ カンコーキャグ ヨベッカラ

「やはり 観光客[を] よべるから」
アレ ヤンナイト ソノ マチ アケ゜テ ヤッテル ヤズダッペ。

「あれ[を] やらないと その 町[を] あげて やっている やつだろう。」
アー。

「ああ。」
ダガラ ソー ユーノトワ チョット レベル チカ゜ーモンネ。

「だから そう いうのとは ちょっと レベル[が] 違うものね。」
アー。

「ああ。」
チーキデ ソノ ヤッテルヨーナ ヤツワ オレワー ミンナ コー

「地域で その やっているような やつは (1SG:俺)は みんな こう」
ニホンゼンコ゜グノ ヤツカ゜ コー ダンダン ダンダン ナグナッチャウンジャ ナイガナット オモウンダヨネ。

「日本全国の やつが こう だんだん だんだん なくなってしまうのでは ないかなと 思うのだよね。」
ナグナルヨ。

「なくなるよ。」
ン。

「うん。」
アー。

「ああ。」
ダイダイ アド ツク゜ッテ ユーガ。

「だいたい 跡[を] 継ぐと いうか。」
ソー。

「そう。」
コドモカ゜ イネーグ ナッチャウンダモンネ。

「子供が いなく なってしまうのだものね。」
ソー ソー ソー ソー。

「そう そう そう そう。」
ハー。

「(F:はあ)。」
ンダカラ

「だから」
ホガガラ カリデ キテ。

「他から 借りて きて。」
ソー。

「そう。」
ソシテ ヤンネギャナンネーッテ ユーヨーナ ゴドカ゜。

「そして やらなければならないと いうような ことが。」
ン。

「うん。」
ン。

「うん。」
ナット コレワ マダ

「なると これは まだ」
アリャ ムツカシンダワ。

「あれは 難しいのだよ。」
ムズガシーヨ。

「難しいよ。」
ウン カリテ キタノワ。

「うん 借りて きたのは。」
ンー ホントダ。

「(F:んー) 本当だ。」
アー。

「ああ。」
ソー。

「そう。」
ウン ソノ

「うん その」
オグリムガエオ スルトガ

「送り迎えを するとか」
ソーダヨネー。

「そうだよね。」
ソー イウノワ ヤッパリ

「そう いうのは やはり」
ンー アブナイ ドゴカ゜ アッカ ネーガトガネ。

「(F:んー) 危ない ところが あるか ないかとかね。」
ソー ソー。

「そう そう。」
アー。

「ああ。」
ホントダナー。

「ほんとだな。」
ン。

「うん。」
アノ

「(F:あの)」
コノマエ テレビ ミテタラ テレビデ ヤッテダゲドー ヤッパ ゼンコクテギニ ユーメーナ

「この前 テレビ[を] みていたら テレビで やっていたけれど やはり 全国的に 有名な」
ソー ユー イロンナ モヨオシモノデモ

「そう いう 色んな 催し物でも」
アノ ボシューナンカ シテネ。

「あの 募集なんか してね。」
アー。

「ああ。」
ソノ ヤリテオ ボシュー シテ

「その やり手を 募集 して」
ンー。

「んー。」
ンデ テズダッテ モラッテ ヤッテルヨーナ

「それで 手伝って もらって やっているような」
トゴロ

「ところ[が]」
アッタゲド

「あったけれど」
{息を吸う音} アンナ フーナ カダジデモ コレガラ ナイト

「{息を吸う音} あんな ふうな 形でも これから ないと」
ナガナガ デキネーナー。

「なかなか できないな。」
アー。

「ああ。」
ンダカ゜ー ヤッパリ

「だけど やはり」
ムガシワ

「むかしは」
アノー

「(F:あの)」
ホガガラ

「他から」
ソノ

「その」
ン オドリッコオ ツレデ キタリナニカ スット。

「(F:ん) 踊り子を 連れて きたりなにか すると。」
アー。

「ああ。」
ソノ ゲイオ モジダサレッチマウッテ ゴドデ。

「その 芸を 持ち出されてしまうという ことで。」
アー。

「ああ。」
エー

「ええ」
アノ ジモドノ チョーナンダネゲ ヤラセネイットガ。

「あの 地元の 長男でなくては やらせられないとか。」
アー ナルホド ウン。

「ああ なるほど うん。」
アー。

「ああ。」
チョーナンワ ノゴルゲド。

「長男は 残るけど。」
ノゴルカラ エー。

「残るから ええ。」
チョーナン イカ゜イノ ヒトニ ヤルト オシエルト ヨソニ イッチャウガラ。

「長男 以外の 人に やると 教えると よそに 行ってしまうから。」


「(D:オ)」
イッチャウガラッテ イウノデ。

「行ってしまうからと いうので。」
ウン ノゴンナイト。

「うん 残らないと。」
エー。

「ええ。」
ンー。

「(F:んー)。」
ソウ イウ シンパイカ゜ アッタンダ。 フーン。

「そう いう 心配が あったのだ。 (F:ふーん)。」
アー。

「ああ。」
イ イマワネ。

「(D:イ) 今はね。」
ンー。

「(F:んー)。」
モー ソンナ ゴドワ

「もう そんな ことは」
ソーダ。 {笑}

「そうだ。 {笑}」
カン カンカ゜エラレネーッケンドカ゜ネ ミンナ オドリタクテ シャネンダガラ。

「(D:カン) 考えられないけれどね みんな 踊りたくて 仕方ないのだから。」
ンー。

「うん。」
ンー ソー ソー ソー。

「んー そう そう そう。」
ンー。

「んー。」
コドモ コドモタケカ゜ イレバネ。

「子ども 子どもたちが いればね。」
ン。

「うん。」
エー。

「ええ。」
ン。

「(F:ん)。」
ナカナカ ムズガシーナー ホントニナー。

「なかなか 難しいな 本当にな。」
ンー マー センコ゜ワ

「(F:んー) (F:まあ) 戦後は」
ソー ユー ワゲデ アレダゲドモ センゼンワ ズーット ヤッテタンダッペガラ。

「そう いう わけで あれだけども 戦前は ずっと やってたのだろうから。」
ヤッテタンダ ネーノガナー。 ソンナ フーデ。 ン。

「やっていたのでは ないのかな。 そんな ふうで。 (F:ん)。」
ネー。

「ねえ。」
ウジノ オンジナンカワ

「うちの おじなんかは」
ンー。

「んー。」
トードー ヤッテダ ッツーンダガラネ。

「長い間 やっていた というのだからね。」
アー。

「ああ。」
アー。

「(F:あー)。」
ンー。

「んー。」
アノ

「(F:あの)」
ソレモ オコサンニ イッチャッタケンドガネ。

「それも お子さんに 行ってしまったけれどもね〔3〕。」
ンー。

「(F:んー)。」
ンー ソンジモ

「(F:んー) そんでも」
アレ イエカ゜ラデモ アッタンダネ。

「(F:あれ) 家柄でも あったのだね。」
ウン。

「うん。」
アッコノ イエデワ ヤラセネ

「あそこの 家で やらせない」
ウン

「うん」
ウン ワ ダメダッテ ウン。

「(F:うん) は だめだと (F:うん)。」
ウン。

「うん。」


「(F:ん)」
ナンカ ソンナ ゴドオ キイタネー。

「なんか そんな ことを 聞いたね。」
ンデ ンー イエカ゜ラオ エランデ ヤッパリ。

「それで (F:んー) 家柄を 選んで やはり。」
ン。

「うん。」
ンー。

「うん。」
デギル ヒトト デギネー ヒトカ゜ イタンダヨネ。

「出来る 人と 出来ない 人が いたのだよね。」
ンー。

「うん。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「(F:んー)。」
{息を吸う音} ナガナガナー。 ホント。

「{息を吸う音} なかなかな。 本当。」
オレワ ダッテ ナンデー

「(1SG:俺)は だって 何で」
アノ ササラサ タジアウ

「(F:あの) ささらに 立ち会う」
ソノ ツキアウニ ナンナグ ナッチャッタンダガ。

「その <付き合うに ならなく=付き合わなくてはならなく> なってしまったのだか。」
シゼント ヤッパリ

「自然と やはり」
アノ

「(F:あの)」
レンシュー スッ トゴサ アソビニ イッテデ オボエチャッテ。

「練習 する ところに 遊びに 行っていて 覚えてしまって。」
ウン ウン。

「うん うん。」
エー ダヨネ。

「(F:えー) だよね。」
ウン。

「うん。」
ウン。

「うん。」
ソシテ ツギアウヨーン ナッチャッタラ イマダニ ヤルヨン ナッチャッタモンナー。

「そして 付き合うように なってしまったら いまだに やるように なってしまったものな。」
ン。 {笑}

「うん。 {笑}」
アー。

「ああ。」
ダガラ Bサンカ゜ イマ ソノ ウタ ウタッテ

「だから (R:B)さんが 今 (F:その) 歌[を] 歌って」
タイコ ヤッテッケドモ

「太鼓[を] やっているけれども」
アノー

「(F:あの)」
オレラワ タダ クッツイデ

「(1PL:俺ら)は ただ くっついて」
{笑} ヤッテルダゲデ。

「{笑} やっているだけで。」
{笑}

「{笑}」
ソノ

「その」
ソー ユー ソノ ムガシガラ ズーット ヤッテ キタ ヒト トジューガラ ポーント ハイッテ

「そう いう その 昔から ずっと やって きた 人 途中から ぽーんと 入って」
ヤッテルダゲノ ハナシデ。

「やっているだけの 話で。」
ウン。

「うん。」
ダガラ Bサンミタイニ ソノ リーダーデ コー ズーット イロンナ ヤツ ミナカ゜ラ オボエテ キタ ヒトト イ

「だから (R:B)さんみたいに その リーダーで こう ずっと いろんな やつ[を] 見ながら 覚えて きた 人と (D:イ)」
ヤッテネート デキネーヨネ。

「やっていないと できないよね。」
アー。

「ああ。」
ヤッパリ。

「やはり。」
{笑}

「{笑}」
ダガラ イマ スコシ アノ

「だがら いま 少し あの」
ンー ヨグ オボエドケバ イガッタト オモーヨ ***。

「(F:んー) よく 覚えておけば 良かったと 思うよ ***。」
アー ンー。

「ああ (F:んー)。」
ウン。

「うん。」
アノー アレ

「(F:あの) (F:あれ)」
サイコー シタ ヒトワ

「再興 した 人は」
アー X8ヤンカ゜ アンダッペ。

「(F:あー) (R:X8)さんが いるんだろう。」
ンー。

「うん。」
ソストー

「そうすると」
ソノー ドゴデ レンシュー スル ッツーノワ ドゴサモ イカ゜ネーデ ソコデバカリ ヤッテダガンネ ズーット。

「(F:その) どこで 練習 すると いうのは どこにも いかないで そこでばかり やっていたからね ずっと。」
ウーン。

「うん。」
ソスト ウジガラ スク゜ トナリダガラ。

「そうすると 家から すぐ 隣だから。」
ウン。

「うん。」
ンー

「(F:んー)」
マー メシ クッテデモ ナンデモ

「(F:まあ) 飯[を] 食っていても なんでも」
ソノ キコエル ワゲダ フエモ タイゴモ ウダモ ナニモ。

「その 聞こえる わけだ 笛も 太鼓も 歌も なにも。」
ンー

「うん」
ンー。

「うん。」
ン ン。

「うん うん。」
ト フロ ハイリニ イッテワ フロノ スギマガラ

「すると 風呂[に] 入りに 行っては 風呂の 隙間から」
ンー。

「んー。」
アー オドッテル ヒトガ ダレダナートガ ウン。 {笑}

「(F:あー) 踊っている 人が だれだなとか (F:うん)。 {笑}」
ウン。

「うん。」
ウン。

「うん。」
ソノ レンシューフーケーナンカカ゜ネ。

「その 練習風景なんかがね。」
ウン。

「(F:うん)。」
ダイタイ

「だいたい」
ニシューカンク゜レー ヤッタンダ ネーノガナ レンシューワ。

「二週間ぐらい やったのでは ないのかな 練習は。」
アー。 ン。

「ああ。 うん。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「(F:んー)。」
{息を吸う音} X8サンッテ ユー ヒトワ ソノ ソー イウ ソノ ナンツーンダ ササラノ ゲーバガリジャ ナクテ

「{息を吸う音} (R:X8)さんと いう 人は (F:その) そう いう (F:その) なんというのだ ささらの 芸ばかりでは なくて」
ソノ ボンオドリダトガ

「(F:その) 盆踊りだとか」
イロンナ ヤツ アッタデショ ムガシワ。

「いろんな やつ[が] あったでしょ 昔は。」
ンー。

「うん。」
ソー イウノモ ヤッタンデスカ。 ソノ フエ フイタリ。

「そう いうのも やったのですか。 (F:その) 笛[を] 吹いたり。」
アー X8サンワネ。

「ああ (R:X8)さんはね。」
ソノ ソー ユ ゲーニンダッタノ。

「その そう いう 芸人だったの。」
ウン オド オド オドリーオ モー スベ スベテノ フリツケッテ ユーノカナ

「うん (D:オド) (D:オド) 踊りを もう (D:スベ) すべての 振り付けと いうのかな」
アー。

「ああ。」
ソノ ヒトカ゜ デギル ヒトダッタンダヨネ。

「その 人が できる 人だったのだよね。」
アー。

「ああ。」
アドノ ヒトワ デキナガッタナー。

「あとの 人は できなかったな。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「んー。」
アー。 ダカ゜ フエナンカワ

「ああ。 だから 笛なんかは」
ンー X9サンケ゜ノ オヤジダトガ

「(F:んー) (R:X9)さん[の]家の おやじだとか」
ンー アド X10サン。

「(F:んー) あと (R:X10)さん。」
ン。

「うん。」
アー X10サンナンカモ ヤッタノ。

「ああ (R:X10)さんなんかも やったの。」
X10サンモ フエダガンネ。

「(R:X10)さんも 笛だからね。」
ヘー。

「へえ。」
ウン。

「うん。」
ンデ ソノ ヒトラワー ヤッタンダ。 X10サンワ

「それで その 人らは やったのだ。 (R:X10)さんは」
ササラバガリジャ ナクテ

「ささらばかりでは なくて」
タイゴハダギナンカモ ヤッタシネ。 フエモ ヤル。 タイゴモ ヤル。

「太鼓はたきなんかも やったしね。 笛も やる。 太鼓も やる。」
アー ソー。

「ああ そう。」
ン ジャカラ X11チャンカ゜。

「うん だから (R:X11)ちゃんが。」
ン。

「うん。」
アド ソノ

「あと その」
ンー。

「んー。」
ンー イマ フエ ヤッテルッテ イウノワ ヤッパリ ソンナ フーナ。

「(F:んー) いま 笛[を] やっていると いうのは やはり そんな ふうな。」
ウン。

「うん。」
ウン。

「うん。」
アー ソーゲ。

「ああ そうかい。」
X12サンワ ヤンナガッタゲントカ゜ネ

「(R:X12)さんは やらなかったけれどもね」
ンー ンー。

「んー んー。」
アー X11チャンワ ヤッタンダ。

「(F:あー) (R:X11)ちゃんが やったのだ。」
ンー。

「んー。」
アー ナルホド。

「ああ なるほど。」
シテ ウンジ ササラナンカワ ウダワネ

「そして それで ささらなんかは 歌はね」
ウン。

「うん。」
ハー ウダタゲ

「(F:はー) 歌だけ」
ウダウ ヒトカ゜ イダンダガラネ。

「歌う 人が いたのだからね。」
ウーン。

「うーん。」
ンー ソンナ

「(F:んー) そんな」
タイゴ ハダイデ ウダ ウダッテナンテ ユーヨーナ アノ ヤリガダ

「太鼓[を] はたいて 歌[を] 歌ってなんて いうような (F:あの) やり方[は]」
ウン。

「うん。」
ウン。

「うん。」
ヒトカ゜ イナグ ナッタカラ ソー ナチャッタンダゲンドカ゜ネ。

「人が いなく なったから そう なってしまったのだけれどもね。」
ウン。

「うん。」
ウン。 ウン。

「うん。 うん。」
アー チャント アノ キ キ キナカ゜シノ キモノオ キテネ。

「(F:ああ) ちゃんと あの (D:キ) (D:キ) 着流しの 着物を 着てね。」
ン。

「うん。」
アー

「ああ」
ソシテ

「そして」
ダナー。 X13aチャン

「だな。 (R:X13a)ちゃん」
ダナー アドワ ウダ ウダッテ

「だな あとは 歌[を] 歌って」
クビ フリフリ ウダウ ウ ウダウ モンダガラ

「首[を] ふりふり 歌う (D:ウ) 歌う ものだから」
アノ コドモラカ゜ネ

「あの 子供らがね」
ソノ イエノ コドモラカ゜

「その 家の 子供らが」
ウン。

「うん。」
ソノ カンマワレデ ヤダ ッツーンダヨ。

「その かまわれるので いやだ というのだよ。」
{笑}

「{笑}」
{笑}

「{笑}」
カンマレッカラ

「かまわれるから」
ウーン。

「うーん。」
オレワ

「(1SG:おれ)は」
ソノー

「その」
トーチャンニ ヤンナッテ イウンダッテ。

「父ちゃんに やるなと いうのだと。」
{笑}

「{笑}」
ウーン。

「うーん。」
ンー チューカ゜クセーアダリマデ ヤッパリ ミンナニ

「(F:んー) 中学生あたりまで やはり みんなに」
ソノ マワリオ シラレンダネーノガナ。

「その 周りを 知られるのではないのかな。」
ウン ウン

「うん うん」
ンー。

「んー。」
ウン。

「うん。」
ン ナルホド。 ンー。

「うん なるほど。 (F:んー)。」
{息を吸う音} ソーダナ X13bヤンカ゜ ヤッタノ オレ オボエデ ネーゲド アノー アレ

「{息を吸う音} そうだな (R:X13b)やんが やったの[を] (1SG:俺)[は] 覚えて いないけれど (F:あの) (F:あれ)」
ンート ムスコサンノ ネ

「(F:んーと) 息子さんの ね」
ンー ナンダッケ。

「(F:んー) なんだっけ。」
X14チャン。

「(R:X14)ちゃん。」
X14チャン

「(R:X14)ちゃん」
ンー

「んー」
ワ ヤッタノ オボエデル。

「は やったの[を] 覚えている。」
ンー。

「うん。」
アド X15 X15ヤンテ ヒトモ シドーワ ヤッタヨネ。

「あと (R:X15) (R:X15)やんという 人も 指導は やったよね。」
ンー。

「うん。」
アー。 X15ヤンネ。 ンー。

「ああ。 (R:X15)やんね。 んー。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「んー。」
ン アノ ヒトワ ヤッパリ

「うん あの 人は やはり」
タイゴモ ハダイダシ

「太鼓も 叩いたし」
ウン。

「うん。」
アノー

「(F:あの)」
ウダモ ウダッタリネ。 ンー。

「歌も 歌ったしね。 んー。」
ンー ンー。

「うん うん。」
ンー。

「うん。」
アノ ヒトワ ウン オレ オボエテル アノ X16サンダ ナクテ X17サンダッケ。

「あの 人は (F:うん) (1SG:俺)[は] 覚えている (F:あの) (R:X16)さんでは なく (R:X17)さんだっけ。」
ウン。

「うん。」
X17サント ナカ゜グ ヤッテダヨネ。

「(R:X17)さんと 長く やっていたよね。」
X17サンワ ナカ゜イー ヤッタネー。

「(R:X17)さんは 長い やったね。」
ンー。

「(F:んー)。」
ンー。

「(F:んー)。」
ダガラ マ イマ

「だから (F:まあ) いま」
ンー コー ユー

「(F:んー) こう いう」
コロナノ カンケーデネ

「コロナの 関係でね」
ミンナ ジシュク

「みんな 自粛」
シチャッテ

「してしまって」
ダゲド {息を吸う音} オマズリナンカモ コレ サイコー スルト ナット マダ タイヘンダッペナート オモッテンダゲド。

「だけど {息を吸う音} お祭りなんかも (F:これ) 再興 すると なると また 大変だろうなと 思っているのだけど。」
ソーダネー。

「そうだね。」
ヤッパリー ヤスムッテ ユーノワ ブランクワ オーキーガンネ。

「やはり 休むと いうのは ブランクは 大きいからね。」
アー。

「ああ。」
イロンナ ドゴニ。

「いろんな ところに。」
ン ドンナ ゴド ヤッタンダッケトガネ。 ナンカ ダイブ オモイダシタリナンカ スンノワ ヤッパリ ヌゲチャウ ブブンワ ズイブン アル。

「うん どんな こと[を] やったのだっけとかね。 なんか だいぶ 思い出したりなんか するのは やはり 抜けてしまう 部分は ずいぶん ある。」
アー。

「ああ。」
ヌゲチャウネ。

「抜けてしまうね。」
ンー。

「んー。」
ン。

「うん。」
ダガラ ムカシワ コンナ フーニ ヤッテタンジャ ネーガッテ ユー ヤツガ ヤッパリ ズイブン ヌゲデルモンネ。

「だから 昔は こんな ふうに やっていたのでは ないかと いう やつが やはり ずいぶん 抜けているものね。」
ンー。

「うん。」
ソシテ キカ゜ ツイデ

「そして 気が 付いて」
コーナンダ ネーガッテ ユート

「こうなのでは ないかと いうと」
オイラワ ソンナ ゴド オソワンネーッテ アドノ ヒトカ゜ ユーシ。

「(1PL:俺ら)は そんな こと[を] 教わらないと 後の 人が いうし。」
アー。

「ああ。」
ンー。

「んー。」
ウン。

「うん。」
ンデ オソワッテ ネーンダガラ

「それで 教わって ないのだから」
ンジャ アノー コンツキ゜ ヤッペ ライネン ヤッペナンテ イウケントカ゜。

「では (F:あの) この次 やろう 来年 やろうなんて いうけれども。」
ンー。

「んー。」
ワスレッチャッウネ。

「忘れてしまうね。」
ソンナノワ

「そんなのは」
ンー マダ ワスレッチャッテ。

「(F:んー) また 忘れてしまって。」
ソウナンダヨネー。

「そうなのだよね。」
デギル ハンイデ

「出来る 範囲で」
コンナ フーニ ヤン ヤンダヨッテ ユッテモ

「こんな ふうに (D:ヤン) やるのだよと いっても」
ンー ヤル ヒトカ゜ ヤッパリ ツイデ キネーンダヨネ。 アー。

「(F:んー) やる 人が やはり ついて こないのだよね。 (F:ああ)。」
ンー ンー。

「うん うん。」
ネ。

「ね。」
{息を吸う音} オマツリワ ムカシネ

「{息を吸う音} お祭りは 昔ね」
イマワ イジニジデ ナ ゼンブ オワシチャウケドモ ムガシ

「今は 一日で (D:ナ) 全部 終わらせてしまうけれども 昔[は]」
サ ホンマツリ イレデ アド アド アレ ミッカク゜ライ ヤッタンデショ。

「さ 本祭[を] いれて 後 後 (F:あれ) 三日ぐらい やったのでしょう。」
ソウダ。

「そうだ。」
ヨイマツリ ヤッテ。 ホンマツリ ヤッテ。

「宵祭り[を] やって。 本祭り[を] やって。」
ヨイマズリ ヤッテ。 ホンマズリ ヤッテ ソノ アシタモ マダ ヤッタンダ。

「宵祭り[を] やって。 本祭り[を] やって その 明日も また やったのだ。」
ヤッタンネ。

「やったのだね。」
ソー。

「そう。」
ン ダガラー {息を吸う音}

「うん だから {息を吸う音}」
ンー。

「(F:んー)。」
イマデー ヤッテル アノ ジンジャー

「今で やっている (F:あの) 神社」


「の」
アノ

「あの」
オマズリモネ

「お祭りもね」
ウン。

「うん。」
ナガデ フタツーニ ナッテンダヨネ。 ナッテダンダヨネ。

「中で 二つに なっているのだよね。 なっていたのだよね。」
ン。

「うん。」
ジュー ニジューヨッカニ ヤル オマツリワ

「十 二十四日に ある お祭りは」
オーアザデ ヤル オマツリダッタンダ。

「大字〔3〕で やる お祭りだったのだ。」
〔3〕地区全体
アー ナルホド。

「ああ なるほど。」
ンー。

「(F:んー)。」
ソンデー ソノ マエノ ニジューサンニジノ ホンマズリワ

「それで その 前の 二十三日の 本祭は」
アノー

「(F:あの)」
ソーダイカ゜ ヤル

「総代が〔4〕 やる」
〔4〕神社の責任者のことで、祭の計画・仕切りを行う。
ウン。

「うん。」
オマツリデ。

「お祭りで。」
ウン。

「うん。」
アー。

「ああ。」
ンデ ヨイマズリカ゜ アッテ ホンマズリカ゜ アッテ ニジューヨッカニ ヤル オーアザノ マズリカ゜ アッテ

「そんで 宵祭りが あって 本祭が あって 二十四日に やる 大字の 祭りが あって」
ウン。

「うん。」
ソシテ

「そして」
ンデ ハダコロバシダッペ。

「そして 旗転ばし〔5〕だろう。」
〔5〕お祭の間神社に立てていた旗を倒すこと
ンー。

「うん。」
ンー。

「(F:んー)。」
ンー アー。

「(F:んー) (F:あー)。」
アレダナー。

「あれだな。」
オ オイラカ゜ ヤッテダコロワ

「(D:オ) (1PL:俺ら)が やっていた頃は」
アノ

「あの」
ダガラ

「だから」
ゴシ ゴジンシッテ ユーノカ゜ アッペヨ。 オサゲオ アノー

「(D:ゴシ) 御神酒と いうのが あるだろうよ。 お酒を (F:あの)」
ウン。

「うん。」
ソナエダ ヤズネ。

「供えた やつね。」
ウン ゴシンシュ。

「うん 御神酒。」
ゴシンシ。

「御神酒。」
ソレーワー

「それは」
アノー

「(F:あの)」
イマワ イッショニ ジンビ シッペケントカ゜ ソーダイカ゜

「今は 一緒に 準備 するだろうけれども 総代が」
ソノコロワ ソーダイカ゜

「その頃は 総代が」
アノー ジンビ シンダ ナクテ

「(F:あの) 準備 するのでは なくて」
ンー オーアザノ

「(F:んー) 大字の」
ニジューヨッカノ オマツリワ

「二十四日の お祭りは」
アノ

「(F:あの)」
クチョーラカ゜ ヤッテ。

「区長〔6〕が やって。」
〔6〕大字の地区長
アー。

「ああ。」
ソシテ ニジューサンニジワ

「そして 二十三日は」
ソーダイカ゜ ヤッタガラネ。

「総代が やったからね。」
ホー。

「ほお。」
デ ゴジンシモ テンデンニ カッタンダ。

「それで 御神酒も 各々に 買ったのだ。」
アー ソーダッタノゲ。

「ああ そうだったのかい。」
アー。

「ああ。」
ウン。

「うん。」
ンー。

「んー。」
ンー。

「(F:んー)。」
ソーダイチョーカ゜ シキル オマズリト アト クチョーカ゜ シキル オマズリデ

「総代長〔7〕が 仕切る お祭りと あと 区長が 仕切る お祭りで」
〔7〕5名いる総代の長
オマズリカ゜ アッタ。

「お祭りが あった。」
ヤッタンダ ヘー。

「やったのだ (F:へえ)。」
アー。

「(F:あー)。」
ダガラ

「だから」
ニジューヨッカノ オマズリワ センジンゴンケ゜サマ

「二十四日の お祭りは 仙人権現さま」
ッテ イウノカナ。

「と 言うのかな。」
ンー。

「うん。」
アノ ウラニ アル。

「あの 裏に ある。」
アー。 ハイ ハイ。

「ああ。 はい はい。」
ウン ダガラ アレワ イ

「うん だから あれは (D:イ)」
トギ

「とき」
アノ ホンマズリノ ドギモ

「あの 本祭りの ときも」
{笑} ジガンオ ズラシテ

「{笑} 時間を ずらして」
アレ ウシロサ イッテ オカ゜ンデ クルヨネ。

「(F:あれ) 後ろに 行って 拝んで くるよね。」
ウン。

「うん。」
ンー。

「うん。」
ン。

「うん。」
イマモ ヤッテッケド ユドノサン。

「いまも やっているけれど 湯殿山〔8〕。」
〔8〕山形県にある湯殿山神社
ン。

「うん。」
ユドノサン ユドノゴンケ゜ン

「湯殿山 湯殿権現」
アノー ソレワ モウ イジニジデ ヤッチャウゲドネ。

「(F:あの) それは もう 一日で やってしまうけれどね。」
ウン。

「うん。」
ウン。

「うん。」
ンー。

「(F:んー)。」
ナニシロ コレガラ カン カンカ゜エダッテ ヤッパリ

「なにしろ これから (D:カン) 考えたって やはり」
アノ ハダダデー アノ サオオネ

「あの 旗立て あの 竿をね」
ジューキデ {笑}

「重機で {笑}」
ハダダデ ヤルヨーデワ トデモ ヨーイジャ ネーガラ。

「旗立て〔9〕[を] やるようでは とても 容易では ないから。」
〔9〕お祭りの間、神社の鳥居に旗を立てること。
ンー。

「うん。」
アー。

「ああ。」
イマ ンダッテ ハダタデ ヤンノニ

「いま だって 旗立て[を] やるのに」
アレワ ヤッパリ カンケ゜ネゲナンネ。

「あれは やはり 考えなければならない。」
アノー シマットグ ドゴカラ モッテ キテ。

「(F:あの) しまっておく ところから 持って きて。」
エー。

「ええ。」
ンデ コ ソノ ダイタイ

「それで (D:コ) その だいたい」
ニカイ ヒトリデ ニカイブンダヨネ イマワ。

「二回 一人で 二回分だよね 今は。」
アー。

「ああ。」
ニンズーカ゜ イナクテ。 {笑}

「人数が いなくて。 {笑}」
イナクテネ。 {笑}

「いなくてね。 {笑}」
アー

「ああ」
ンダガラ ヤッパリ。

「だから やはり。」
ホントニ カンケーシャダケシカ アズマンネーモン。

「本当に 関係者だけしか 集まらないもの。」
エー。

「ええ。」
ンー。

「んー。」
ソンデー ニカイ ヤッテ イヤー カダ イダイ サワキ゜ シテッケドモ。

「それで 二回 やって (F:いや) 肩[が] 痛い 騒ぎ しているけれども。」


「(F:ん)」
マー タデンノワネ

「(F:まあ) 立てるのはね」
ジューキデ ガーット

「重機で がっと」
アイ タデッカラネ。

「(D:アイ) 立てるからね。」
ンー アレ タデラレルガラ。

「(F:んー) あれ 立てられるから。」
マー ヤッテルヨーナ モンデ アレ ニンケ゜ンダゲデ

「(F:まあ) やってるような もので (F:あれ) 人間だけで」
ナルド イヤ * デ デギネー デギネー。

「なると いや * (D:デ) できない できない。」
イヤー。

「いや。」
ンー。

「んー。」
ハシコ゜ナンカデ ムガシワ ヤッタゲド

「はしごなんかで 昔は やったけれど」
ンー。

「んー。」
イマワ デギネー。

「今は できない。」
ソシテ ヤッパリ

「そして やはり」
アノ

「あの」
チカラカ゜ ネーンダ モンヤナ イマノ

「力が ないのだ ものだな 今の」
ソー ソー ソー ソー ソー。

「そう そう そう そう そう。」
ン シトラワネ。

「うん 人らはね。」
ンー

「(F:んー)」
マー

「(F:まあ)」
ヤマシコ゜ドデモ ヤッテネ。

「山仕事でも やってね。」
ンー。

「(F:んー)。」
エー カツキ゜モノデモ シタリ スンダラ イーケントカ゜。

「(F:えー) 担ぎものでも したり するのなら いいけれども。」
ン。

「うん。」
ソンナニ シ

「そんなに (D:シ)」
アノ ヤマシコ゜ド ヤッテ ネデ エンピズク゜レー カズイデ アルッテル ク゜レーデワ {笑}

「(F:あの) 山仕事[を] して ないで 鉛筆ぐらい 担いで 歩いている くらいでは {笑}」
{笑}

「{笑}」
ホントダヨ。

「本当だよ。」
デギネーネー

「できないね」
ハー。

「(F:はあ)。」
ホントナ

「本当な」
クロー シタンダヨナー ムカシノ ヒトワ ホントニ。

「苦労 したのだよな 昔の 人は 本当に。」
オマツリワ {息を吸う音} マー

「お祭りは {息を吸う音} (F:まあ)」
アー ネンチューギョージデワ イチバン オオキー アノ ギョージダッタ

「(F:あー) 年中行事では 一番 大きい (F:あの) 行事だった」
デショーガラネ

「でしょうからね」
ウン。

「(F:うん)。」
アレ イマワ オグノエンノ アレワ ナグナッチャッタンダッケガ。

「あれ 今は 奥の院の あれは なくなってしまったのだろうか。」
エ。

「え。」
オグノエンワ。

「奥の院は。」
オグノエンワ

「奥の院は」
ダメダヨ アノ サンドーニ キ ウエチャッタモン ゼンブ ズーット。

「だめだよ あの 参道に 木[を] 植えてしまったもの 全部 ずっと。」
アー。

「ああ。」
ンダガラ オグノエンニ ジューキダナキャ アケ゜ランナイガラ。 オグノエン アレ

「だから 奥の院に 重機ではなくては あげられないから。 奥に院 (F:あれ)」
コノ マエノネ ジューイチネンマエノ ジシンデ。

「この 前のね 十一年前の 地震で。」
ンー。

「うん。」
クズレダママン ナッテ ソノ アト イッカイ オゴシタンダッケガナ。 マダ ダメナンダ。

「崩れたままに なって その あと 一回 起こしたのだっけかな。 まだ だめなのだ。」
デー ヤネカ゜ オッキー ヤネダッペ アレ。

「それで 屋根が 大きい 屋根だっだろう あれ。」


「ああ」
ンー。

「うん。」
オモクテ マエサ コー オジキ゜ シテル。

「重くて 前に こう おじぎ している。」
タオレデンノ。

「倒れているの。」
タオレダママ。

「倒れたまま。」
ソー。

「そう。」
アー。

「(F:あー)。」
ンデ ソレオ ヤンノニ

「それで それを やるのに」
アノ サンドーオ ズーット ジューキ イレッペド オモッタラ

「あの 参道を ずっと 重機[を] 入れようと 思ったら」
サンドモ ナニモ カンケーナグ キー ウエチャッタガラ

「参道も なにも 関係なく 木[を] 植えてしまったから」
アー。

「ああ。」
ンダガラー シ

「だから (D:シ)」
ムゴーノ X18サンノ ホーノ ヤマノ ホーガラ コー ハイッテ。

「むこうの (R:X18)さんの 方の 山の 方から こう 入って。」
アッコマデワ イケ゜ルヨネ イク゜ノワ。

「あそこまでは 行けるよね 行くのは。」
ンー イグノワ イゲッケド。

「(F:んー) 行くのは 行けるけど。」
アー。

「ああ。」
マー デギネーナ アレ

「(F:まあ) できないな (F:あれ)」
{息を吸う音} ナンデ アレ サンドーマデ ウエチャッタノガ。

「{息を吸う音} なんで (F:あれ) 参道まで 植えてしまったのか。」
イッポンデモ オーイ ホーカ゜ イート オモッタノガナ。

「一本でも 多い 方が 良いと 思ったのかな。」
{笑}

「{笑}」
アー。

「ああ。」
アレーワ

「あれは」
ダレノ ドギダッペ X19サンノ ドギガナ。

「誰の ときだろう (R:X19)さんの ときかな。」
ソウ ソウ ソ

「そう そう そう」
アー。

「ああ。」
X19サン。

「(R:X19)さん。」
ンダガラ X18サンノ ホーガラ アノ

「だから (R:X18)さんの 方から あの」
ミジワ ア アッコワ ウワッテ ネーガラ

「道は (D:ア) あそこは 植わって いないから」
ドーニモ ナッペシ。

「どうにでも なるだろうよ。」
ウン。

「うん。」
マー ヤンノカ゜ タイヘンデ

「(F:まあ) やるのが 大変で」
ウン。

「うん。」
カネモ タイヘンナンダベガネ。

「金も 大変なのだろうかね。」
ソーダ。

「そうだ。」
ン。

「うん。」
アー。

「ああ。」
ンデ

「それで」
コドシワ

「今年は」
アノ ニノトリイカ゜

「あの 二の鳥居が」
ンー。

「んー。」
ヤッパリ イシク゜ミデ アレ イッポン ナッテ ネーデ コー。

「やはり 石組みで (F:あれ) 一本[に] なって いないで こう。」
ン ツイデ アンダ マンナガデ。

「うん ついて いるのだ 真ん中で。」
クサビミタイノカ゜ サシテ アッテ。

「楔みたいなのが さして あって。」
ン。

「うん。」
ンデ コー ナッテンダゲド。

「それで こう なっているのだけど。」
ン。

「うん。」
ンデ ジシンデ ナンカイモ ガダガダ ヤッタ モンダガラ

「それで 地震で 何回も がたがた やった ものだから」
アノ クッツイデンノカ゜ ホント ゴミリク゜ライダッタノ

「あの くっついているのが 本当 五ミリくらいだったの」
アー ウン。

「ああ うん。」
ミダラバ。

「見たらば。」
ンダ アー コリャ アブネー ッテンデ

「それで ああ これは 危ない と言うので」
ワイヤーデ

「ワイヤーで」
コー ヒッパッテ

「こう ひっぱって」
ヤッタンダゲド。

「やったのだけど。」
アー。

「ああ。」
スコシワ ンデモ

「少しは でも」
ゴミリガラ イ イッセンチク゜ライン ナッタガナ。

「五ミリから (D:イ) 一センチくらいに なったかな。」
アー。

「ああ。」
ヒッカガリカ゜ネ。

「ひっかかりがね。」


「うん」
アー ソーゲ。

「ああ そうかい。」
ン。

「うん。」
ンー。

「んー。」
ンデ アレー マー

「それで (F:あれ) (F:まあ)」
アル シタオ アルイデッ トギニ ラッカ シタラ モー オオケカ゜ドゴロガ シボージゴン ナッチャウガラ。

「(D:アル) 下を 歩いている ときに 落下 したら もう 大怪我どころか 死亡事故に なってしまうから。」
ン。

「うん。」
ナントカ シトガナギャ ナンメ ッツッテ イチオ ワイヤーデ

「なんとか しとかなくては なるまい と言って 一応 ワイヤーで」
アノ キ

「あの 木[を]」
マイダンダ。

「巻いたのだ。」
ン マイデ

「うん 巻いて」
ンー。

「んー。」
デー

「それで」
シメデ。

「しめて。」
アー。

「ああ。」
ソンデ オグンダゲド

「それで おくのだけど」
{息を吸う音} アレ ナオスノモ タイヘンダ。

「{息を吸う音} あれ[を] 直すのも 大変だ。」
コレカ゜ コー マカ゜ッテンダネ。

「これが こう 曲がっているのだね。」
ア マカ゜ッチャッタノ。

「(F:あ) 曲がってしまったの。」
アノー

「(F:あの)」
コッチノ イエノ ホーノ

「こっちの 家の 方の」
ンー

「んー」
チカイ ドゴノ

「近い ところの」
ウン。

「うん。」
ンー コー

「(F:んー) こう」
ズレデンダワ。

「ずれているのだよ。」
アー。

「ああ。」
イジノトリイワ ソンナ ゴド ネーンダッペト オモウンダゲド。

「一の鳥居は そんな こと ないだろうと 思うのだけど。」
アー。

「ああ。」
アレ ニノトリイワ

「あれ[は] 二の鳥居は」
アレ クサビシキデネ。

「あれ[は] 楔式でね。」
ナッテッカラ。

「なっているから。」
アー クサビ イレデンダネ。

「ああ 楔[を] 入れているのだね。」
ンー。

「んー。」
スト オデラノー

「そうすると お寺の」
アノ トリイト

「あの 鳥居と」
アレモー

「あれも」
トール ドギ ツッツイデ ヤッタンダッケカ。

「通る とき くっついて やっているのだっけか。」
トール トール ドギ。

「通る 通る とき。」
オイナリサン。

「おいなりさん。」
オレ ユッタンダヨ オデラニ イッテ。

「(1SG:俺)[が] 言ったのだよ お寺[に] 行って。」
オ オイナリサン。

「(D:オ) おいなりさん。」
ソシタラバ {息を吸う音}

「そうしたらば {息を吸う音}」
アノ ボーサンワ

「あの 坊さんは」
オレワ トリイト ボウサンワネ

「(1SG:俺)は 鳥居と 坊さんはね」
カンケー ネーガラ

「関係 ないから」
ンー。

「んー。」
カンレンセーカ゜ ネーガラ オレワ ワザワザ イーデス アノママデッテ ユッテンノガナート オモッテンダケド

「関連性が ないから (1SG:俺)は わざわざ いいです あのままでと 言っているのかなと 思っているのだけど」
ンー。

「うん。」
オボーサンワ モー ジシン ドキニ タオレダママン ナッテ

「お坊さんは もう 地震[の] とき 倒れたままに なって」
イル ワゲダ ンデ ミク゜サイガラ ナオスベッテ ミンナ イッテル ワゲ。

「いる わけだ そして 見ぐさいから 直そうと みんな[が] 言っている わけ。」
ウン

「うん」
ンー。

「うん。」
ン。

「うん。」
ンダゲド イヤ アノママデ イーンデスッテ ユーンダワ。

「だけど いや あのままで 良いのですと 言うのだよ。」
アノママデ イーノ。

「あのままで 良いの。」
ウン。

「うん。」
ダガラ

「だから」
アー。

「(F:あー)。」
アー コレワ

「ああ これは」
トリイオ オデラン トコニ タデデッカラ ソンナ フーニ ユッテンダナーッド オモッテサ。 {笑}

「鳥居を お寺の ところに 立てているから そんな ふうに 言っているのだなと 思ってさ。 {笑}」
アー。 {笑}

「ああ。 {笑}」
ンー {息を吸う音}

「んー {息を吸う音}」
ンデー シキチタゲ カシトクッテ ユー***。

「それで 敷地だけ[を] 貸しておくと 言う***。」
ソンナ カンジダネ。

「そんな 感じだね。」
ン。

「うん。」
アー。

「ああ。」
ダガラー マー オレ ヨグ ワガンネゲド ナンカ キイデ ミット ソノ

「だから (F:まあ) (1SG:俺)[は] よく 分からないけれど なんか 聞いて みると その」
オイナリサンワ アソコジャ ナクテ

「おいなりさんは あそこでは なくて」
ジンジャノ シタノ ホーニ アッタンダッテ。

「神社の 下の 方に あったのだって。」
ジンジャノ シタニ アッタンダー。

「神社の 下に あったのだ。」
ン ンデ ソレオ ナンデ アスコエ モッテッタ モッテッタタメニ

「うん それで それを 何で あそこへ 持って行った 持って行ったために」
ン。

「うん。」
オ オボーサンカ゜ シモリ スルヨーニ ナッタンダッペ アレ。

「(D:オ) お坊さんが 祠守り するように なったのだろう あれ。」
{息を吸う音} ウーン イヤ。

「{息を吸う音} (F:うーん) いや。」
マエガラ ジンジャノ ドゴニ アッタ ヤズ アノ

「前から 神社の ところに あった やつ あの」
X20サンテガ アノ オデラ

「(R:X20)というか あの お寺」
ソ アノー タノンデ

「(D:ソ) (F:あの) 頼んで」
オボーサンニ タノンデ アレ ヤッテダノガナ。

「お坊さんに 頼んで (F:あれ) やっていたのかな。」
{息を吸う音}

「{息を吸う音}」
ウーン。

「(F:うーん)。」
オレ ソレカ゜ ワガンネーンダゲド。

「(1SG:俺)[は] それが 分からないのだけど。」
ソノ ジンジャニ アッタ ドギワ

「その 神社に あった ときは」
ン アノ

「(F:うん) (F:あの)」
アレ オーノノ ブッドワ コモンジョカ゜ アッタラシーヨネ。

「(F:あれ) (O:おおの)の 仏堂は 古文書が あったらしいよね。」
ンー。

「うん。」
ソンジー

「それで」
ンー

「(F:んー)」
アレワ

「あれは」
ンー

「(F:んー)」
オデラデ ナニガ

「お寺で 何か」
ソノ ギョージカ゜ スクネーノガナ オデラノ ギョージカ゜。 セーカズカ゜ クルシガッタンデ

「その 行事が 少ないのかな お寺の 行事が。 生活が 苦しかったので」
ソンジ

「それで」
アノー

「(F:あの)」
ワゲ * ウズシデ ヤルッテ ユーガ オマズリオ。

「分け * うつして やると いうか お祭りを。」
** ンー アー

「** んー ああ」
ンー。

「(F:んー)。」
ン。

「うん。」
ソッチサ

「そっちへ」
ヤラセデ ヤッカラッテ ユー ゴドデ ワゲデ ヤッ ワゲデ

「やらせて やるからと いう ことで 分けて (D:ヤッ) 分けて」
ンー。

「んー。」
シコ゜ドオ ワゲデ ヤッタ ッツーノガナ。

「仕事を 分けて やった というのかな。」
ンー アー。

「んー (F:あー)。」
ン ソンナ ゴドカ゜ アルッテ アノ

「うん そんな ことが あると あの」
{息を吸う音}

「{息を吸う音}」
ワガイ ビットカ゜ ユッテダンダヨナ。

「若い 人が いっていたのだよな。」
ン ン ナ

「うん うん (D:ナ)」
ン。

「うん。」
ンデ モドモドワ

「それで もともとは」
ナルホドネ。

「なるほどね。」
オデラニ

「お寺に」
アッタンダ ナクテ ジンジャニ アッタンダヨッテ ユー ゴドオ ユッテルミデーダッタダケントガ。

「あったのでは なくて 神社に あったのだよと いう ことを 言っているみたいだったけれども。」
アー。

「(F:あー)。」
オデラデワ

「お寺では」
マ モドワ ウジノ ホーニ アッタ ヤズオ

「(F:ま) もとは うちの ほうに あった やつを」
ンー ジンジャサ モッテッテ

「(F:んー) 神社へ 持って行って」
ダカラ ソノ ヤズカ゜ モドッテ キタ

「だから その やつが もどって きた」
ッテ ユーヨーナ ゴドオ ユッテルミデーダガラ。

「と いうような ことを 言っているみたいだから。」
ア ソー。 {笑}

「ああ そう。 {笑}」
アー。

「ああ。」
{息を吸う音}

「{息を吸う音}」
コトシ ン

「今年 (F:ん)」
コトシダッケガ ンー イズダッケナ オレ キータノナー。

「今年だっけか (F:んー) いつだっけな (1SG:俺)[が] 聞いたのな。」
ア キョネンダ キョネン。

「(F:あ) 去年だ 去年。」
キョネン キータンダ。

「去年 聞いたのだ。」
ンー。

「うん。」
ンデ コレ クズレッパナシデ ダメダ コレ ナオスベッテ イワレデ

「それで これ[が] 崩れっぱなしで だめだ これ[を] 直そうと 言われて」
ンデ クチョー イッテ キーデ ミロヤッテ イワレデ。

「それで 区長[に] 行って 聞いて みろよと 言われて。」
アー。

「ああ。」
ソンデ キーダラバ イヤー アノママデ イーデス。

「それで 聞いたらば いや あのままで いいです。」
ウン。

「うん。」
アー。

「ああ。」
{笑} ダガラ アノママデ イー ッテノワ

「{笑} だから あのままで 良いと いうのは」
ワガッテル モジロン ワガッテッケドモ

「分かっている もちろん 分かっているけれども」
ンー。

「んー。」
アノママデ イー ッテノワ

「あのままで 良い というのは」
ンー

「(F:んー)」
トリイオ イジグンノワ オデラトシテワ ドーモ テーコーカ゜ アンノガナッテ オモッテ オレワ。 {笑}

「鳥居を いじくるのは お寺としては どうも 抵抗が あるのかなと 思って (1SG:俺)は。 {笑}」
{笑}

「{笑}」
ダレガカ゜ トリイオ タデダ ヤツナラバ。

「誰かが 鳥居を 立てた やつならば。」
アー。

「ああ。」
アノ ソノママデ イーッテ ユー ユーガモシンナイゲド

「あの そのままで 良いと 言う 言うかもしれないけど」
ダガラ ダマッテ ヤルシカ ネーノガナト オモッテタンダ。

「だから 黙って やるしか ないのかなと 思っていたのだ。」
アー ンー。

「ああ うん。」
ン。

「うん。」
ンーダヨネー。

「そうだよね。」
オレラジャナンカワ キフ モラッタッテ ヤッカラネ。

「(1PL:俺ら)ではなんかは 寄付[を] もらったって やるからね。」
ン ソー ソー ソー。

「うん そう そう そう。」
ンー ア カネワ ドグジ。

「んー (F:あ) 金は 独自。」
ン。

「うん。」
ンー。

「んー。」
ナニガカニガ カンケ゜デ ヤンダゲントカ゜

「なにかかにか 考えて やるのだけれども」
アー。

「(F:ああ)。」
アレワ

「あれは」


「(D:ト)」
サイコー スル アノネ

「再興 する あのね」
ア ケンチク スル ドギワ

「(F:あ) 建築 する ときは」
アノー オデラサンカ゜

「(F:あの) お寺さんが」
ハイッテ

「入って」
モチロン アレ

「もちろん (F:あれ)」
フルイ コワレソーン ナッタ フルイ ヤツネ

「古い こわれそうに なった 古い やつね」
ウン ウン。

「うん うん。」
キフオ アズメデ

「寄付を 集めて」
ヤッタデショ。

「やったでしょう。」
ウン ヤッタンダネー。

「うん やったのだね。」
アレワ オテラサン

「あれは お寺さん[が]」
ウン。

「うん。」
モチロン カガワッテッケド

「もちろん 関わっているけど」
{息を吸う音} ソレデ アレ ヒッ トリイモ ツクッタンダヨナー。

「{息を吸う音} それで (F:あれ) きっと 鳥居も つくったのだよな。」