日本の危機言語

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アク  [a]ku  [動]   0  (山梨県奈良田)
(1) あく【開く】。
例文1
ツイタイバ
tu[i]taiba
チョード
[ʨo]ːdo
トカ゜
[to]ŋa
アイトー
aito[ː
「着いたらちょうど、戸があいた」
例文2
ツイタイバ
tu[i]taiba
チョード
[ʨo]ːdo
ドアカ゜
do[a]ŋa
アイトー
[a]ito[ː
「着いたらちょうど、ドアがあいた」
(2) あく【空く】。
例文1
チョード
[ʨoː]do
セキカ゜
θe[kʲi]ŋa
アイタ
[a]ita
「ちょうど、席があいた」
例文2
チョード
[ʨo]ːdo
セキカ゜
θe[kʲi]ŋa
アイトー
[a]ito[ː
「ちょうど、席があいた」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
類別語彙日琉 ak- アク ⅠA 開く/明く 五十嵐(2016/19)
福井県大野市上打波 agu
アグ 0-1 開く 松倉(2023)
宮古水納 aki
あき a 開く セリック・大浦(2022)
八重山波照間 agiɴ
あぎん˥˩ F 開ける セリック・麻生・中澤(2023)
八重山波照間 aguɴ
あぐん˥˩ F 開く セリック・麻生・中澤(2023)