日本の危機言語

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カーニラ  [ka]ːnʲila  [名]   4  (山梨県奈良田)
(1) まきがい【巻貝】。巻貝の一種。カワニナにあたると思われる。七不思議の一つの「洗濯池」はカーニラや蟹がたくさんいた。カーニラを茹でて食べたこともある。洗濯池は冬でも温かい水が出て、冬場に菜っ葉などを洗うために使っていた。
例文1
ムカシャー
[mu]kaɕaː
ナラダニ
nala[da]nʲi
カーニラカ゜
[ka]ːnʲila[ŋa
イテーテ
i]teː[te]
クットー
kut[to]ː
コトカ゜
kotoŋa
アルヨ
a[lu][[jo
「昔は奈良田にカワニナがいて、食ったことがあるよ」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」