語彙詳細 - 日本の危機言語

カビ [ka]bʲi [名] 0 （山梨県奈良田）

(1) かび【黴】。
例文1	コノ [ko]no モチャー [mo]ʨaː カビカ゜ [ka]bʲiŋa ハイテールデ ha[i]teːlude クエノーヨ [ku]e[no]ːjo 「この餅はカビが生えているので、食えないよ」

出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子（2022）「山梨県奈良田方言調査ノート」

同源語
地点	語形（音韻・音声表記）	語形（仮名表記）	ア型／類？項目のアクセント型	意味	出典
類別語彙日琉	kabi/kaabui (?)	カビ	1X	黴	五十嵐（2016/19）
福井県大野市上打波	kabi	カビ	0	かび	松倉（2023）
福井県池田町西角間	ka]bi	カ]ビ	α	かび	松倉（2020）
八丈島三根	ka[bi	かび		カビ	三樹（2015）
八丈島末吉	[ka]bi	かび		カビ	三樹（2015）
沖永良部島国頭	ka[bi	かび		カビ	横山（2017）
宮古砂川	kabɿ	かビ		カビ	セリック（2018）
宮古水納	kabi	かび	L0	黴	セリック・大浦（2022）
八重山波照間	kḁpeː	かぺー˥	H	黴	セリック・麻生・中澤（2023）
与那国祖納	kʰabi	かび		カビ	山田・中澤（2018）