日本の危機言語

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ココノツ, ココノツ  koko[no]tu, ko[ko]notu  [名,数]   2, 1  (山梨県奈良田)
(1) ここの【九】。(1型は東京アクセントによるものか)
例文1
ヒー
çi[ː]
フー
ɸu[ː]
ミー
mʲi[ː]
ヨー
jo[ː]
イツ
[i]tu
ムー
[mu]ː
ナナ
[na]na
ヤー
[ja]ː
ココノツ
koko[no]tu
トー
[to]ː
「ひい、ふう、みい、よ、いつ、む、なな、や、九つ、十(1~10まで数を数え上げるときの文句)」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
類別語彙日琉 kokonotu ココノツ oX 九つ 五十嵐(2016/19)
福井県池田町西角間 ko]konotsu
コ]コノツ α 九つ 松倉(2020)
山梨県奈良田 [ko]ko[no]tu
[コ]コ[ノ]ツ 2 九つ 小西他(2022)
八丈島三根 ko[kono]ʦu
ここのつ 九つ 三樹(2015)
八丈島末吉 [kokono]ʦu̥
ここのつ 九つ 三樹(2015)
鹿児島県甑島里 kokonoːʦu
ココノーツ 九つ 平塚(2019)
喜界荒木 [ku]ː[nu]ʦu
クーヌツ 九つ 木部暢子・小川晋史(2013)
喜界阿伝 [ku]ː[nu]tu
クーヌトゥ 九つ 木部暢子・小川晋史(2013)
喜界小野津 [kuː]nu[ʦu
クーヌツ 九つ 木部暢子・小川晋史(2013)
喜界上嘉鉄 [ku]ː[nu]tu
クーヌトゥ 九つ 小川(2013)
喜界湾 [ku]ː[nu]tu
クーヌトゥ 九つ 小川(2013)
沖永良部島上平川 [kunu]tɕi[ː
くぬちー 九つ 横山(2017)
沖永良部島国頭 [kunu]tɕi[ː
くぬちー 九つ 横山(2017)
与論東区 kuː[nuʨi
くーぬち 九つ 木部(2015)
沖縄伊平屋村田名 kukunuʨi
くくぬち 九つ カルリノ(2018)
宮古砂川 ku̥kunutsɿ
くくぬつ 九つ セリック(2018)
宮古水納 kukunutsʉ
くくぬつ m1 九つ セリック・大浦(2022)
八重山川平 fu̥kunutsɨ ふくぬつぃ 九つ セリック他(2021)
八重山波照間 ku̥kunutʃi
くくぬち˥ H 九つ セリック・麻生・中澤(2023)
与那国祖納 kugunuʨi
くぐぬち 九つ 山田・中澤(2018)
与那国祖納 kugunuCi くぐぬち B 九。九つ 与那国方言辞典編集委員会(2021)
与那国祖納 kugunuCi くぐぬち B 九歳 与那国方言辞典編集委員会(2021)