日本の危機言語

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コナシマ  [ko]naɕima  [名]   0  (山梨県奈良田)
(1) はたけ【畑】。3年目の焼畑(深沢1957: 198)。1年目と同じく粟をまく。ただし,3年目も2年目と同じくクナと呼ぶことのほうが多い。
例文1
サンネンメノ
[θa]nnem[me]no
コナシマー
[ko]naɕimaː
アーオ
a[ː]o
マクドーヨ
ma[ku]doː[jo
「コナシマ(3年目の焼畑)には粟をまくんだよ」
例文2
コノ
[ko]no
コナシマー
konaɕimaː
コトシ
[ko]toɕi
ウナッテ
unatte
ステルドーヨ
θute]ludo[ː][[jo
「このコナシマ(3年目の焼畑)は今年耕して、棄てるんだよ」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」