日本の危機言語

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ナク  [na]ku  [動]   0  (山梨県奈良田)
(1) なく【鳴く】。
例文1
ソトデ
θo[to]de
ウク゜イスカ゜
[u]ŋu[i]θuŋa
ナイテールヨ
[na]iteː[lu][[jo
「外でうぐいすが鳴いているよ」
(2) なく【泣く】。ボイル(深沢1957: 160)は聞かない
例文1
コドモカ゜
[ko]domoŋa
イカイ
ika[i
コエデ
ko]ede
ナイテ
[na]ite
イル
i[lu
「子供が大きな声で泣いている」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
類別語彙日琉 nak- ナク ⅠA 泣く。鳴く 五十嵐(2016/19)
福井県大野市上打波 nagu
ナグ 0-1 泣く 松倉(2023)
福井県大野市上打波 nagu
ナグ 0-1 鳴く 松倉(2023)
宮古水納 naki
なき a 泣く セリック・大浦(2022)
宮古水納 naki
なき a 鳴く セリック・大浦(2022)
八重山波照間 naːguɴ
なーぐん˥˩ F 泣く セリック・麻生・中澤(2023)
八重山波照間 naːguɴ
なーぐん˥˩ F 鳴く。(鳥が)囀る セリック・麻生・中澤(2023)
与那国祖納 nag- なぐん A 泣く 与那国方言辞典編集委員会(2021)
与那国祖納 nag- なぐん A 鳴く 与那国方言辞典編集委員会(2021)