日本の危機言語

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ムシル  [mu]ɕilu  [動]   0  (山梨県奈良田)
(1) もぐ【捥ぐ】。
例文1
キニ
kʲi[nʲi]
ナッテール
nat[te]ːlu
ミオ
[mʲi]o
ムシッテ
[mu]ɕitte
クットーヨ
kutto[ː][[jo
「木になっている実をもいで、食ったよ」
(2) むしる【毟る】。
例文1
コノ
[ko]no
ヤマドリノ
jama[do]lʲino
ケオ
keo
ムシレ
[mu]ɕile
「この山鳥の毛をむしれ」
出典
小西いずみ、三樹陽介、吉田雅子(2022)「山梨県奈良田方言調査ノート」
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
福井県大野市上打波 muɕi]ru
ムシ]ル 2 毟る 松倉(2023)
宮古水納 mussʉ
むっす a 毟る セリック・大浦(2022)
宮古水納 mussʉ
むっす a 捥ぐ セリック・大浦(2022)
八重山波照間 mussuɴ
むっすん˥˩ F むしる。摘み取る セリック・麻生・中澤(2023)