日本の危機言語

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ぴらふ]  pirafu  [名]   p1  (宮古水納)
(1) さむさ【寒さ】。
例文1
ぬ]ーてぃが
nu]ːtiga
かまん
kaman
[ぶたりー
[butariː
「どうしてあそこにいたの?」
備考 〈ぴー〉「寒い」と明らかに関係しており、同じ語根を共有していると考えられる。ら行の〈ぴり〉という動詞は実証されていないが、あったかもしれない。そうすると、〈ぴらふ〉はその動詞の名詞形で、上代語のク語法と関係しているかもしれない
アクセント資料
(1)
ぴらふま]い
pirafuma]i
X=mai
あらん
araN
...
(2)
うれー
ure:
X=mai
ん]め
m]me
...
ぴらふ
pirafu
まい
mai
[あらん
[araN
出典
セリック・ケナン、大浦辰夫(2022)『みんなふつ語彙集』国立国語研究所みんなふつ語彙集. http://doi.org/10.15084/00003679
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
八重山波照間 pi̥ragu
ぴらぐ˥ H 寒気。寒波 セリック・麻生・中澤(2023)
与那国祖納 hirugu ひるぐ B 寒気。冷え込み 与那国方言辞典編集委員会(2021)