日本の危機言語

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んた]び  ntabi  [動]   c  (宮古水納)
(1) もてあそぶ。いじる【弄ぶ。弄る】。
例文1
しゅーぬ
ɕuːnu
ぴーたからー
piːtakaraː
んなとぅいが
nnatuiga
いか
ika
「潮が引いたら貝を取りに行こう」
例文2
しゅーぬ
ɕuːnu
んてぃたからー
ntitakaraː
うまなぎぬ
umanaginu
いせー
iseː
んーな
nnna
うしゃーりどぅすー
uɕaːridusʉː
「潮が満ちるとここら辺の岩は全部覆われてしまう」
(2) なぐる【殴る】。
アクセント資料
(1)
んたびぐまた
ntabigumata
X-gumata
(2)
んたびーどぅ
ntabi:]du
X.cvb=du
ぶい
bui?
...
(3)
んたばだたん
ntaba]dataN
X-datan
出典
セリック・ケナン、大浦辰夫(2022)『みんなふつ語彙集』国立国語研究所みんなふつ語彙集. http://doi.org/10.15084/00003679
同源語
地点 語形(音韻・音声表記) 音声 語形(仮名表記) ア型/類 意味 出典
八重山川平 ndabuɴ
んだぶん いじくる セリック他(2021)
八重山波照間 daːbuɴ
だーぶん˩˥ R 弄る。弄ぶ セリック・麻生・中澤(2023)
与那国祖納 NTab- んたぶん B いたずらする 与那国方言辞典編集委員会(2021)