日本の危機言語

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しゃー]ら  ɕaːra  [名]   m1  (宮古水納)
(1) あさいところ。あさせ【浅い所。浅瀬】。
例文1
っふぉーばー
ffoːbaː
いふたーい]が
ifutaːi]ga
むてぃー
mutiː
[わーい]が
[ʋaːi]ga
「子供は何人おありですか?」
備考 多良間方言の〈あしゃーら〉「浅い所」に対応しており、語頭の〈あ〉が脱落したことが分かる。語頭の〈あ〉が脱落したのは他に〈けーず〉<〈あけーず〉「トンボ」がある。〈あしゃーら〉と〈あけーず〉は同じ長さで、同じ音節構造であるため、共通の音変化を被ったと思われる
アクセント資料
(1)
ん]め
m]me
X=mai
しゃーら[まい
ɕaːra[mai
...
あらん
araN
(2)
しゃー]らまい
ɕaː]ramai
X=mai
あらん
araN
...
出典
セリック・ケナン、大浦辰夫(2022)『みんなふつ語彙集』国立国語研究所みんなふつ語彙集. http://doi.org/10.15084/00003679