日本の危機言語

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にぬぱ  ninupa  [名]     (宮古水納)
(1) ねのほうがく。(しぜんほういの)きた【子の方角。(自然方位の)北】。羅針盤の針が示す方向
例文1
じゅーるk]うにちんどぅ
dʑuːruk]unitɕindu
ぱかぬ
pakanu
しょーずう
ɕoːdzʉu
[すー
[sʉː
「十六日に墓の掃除をやる」
備考 子の方角は〈いり〉「西」と〈にす〉「北」の間にある。ただし、ここで言う「西」と「北」はあくまで自然方位からずれた民俗方位の方角であるため、〈にぬぱ〉はちょうど自然方位の北に当たる
出典
セリック・ケナン、大浦辰夫(2022)『みんなふつ語彙集』国立国語研究所みんなふつ語彙集. http://doi.org/10.15084/00003679